トラップ① TJアカデミー「スペコンバトル」、ブスケツ「Conducción」
トラップについてのトレーニングです。
基本的なトラップスキルに関しては正対パス練習で私が強目にパスを返すことでラフに身についていたので、それ以上のメニューを課してはいませんでしたが、意図せずオープントラップのトレーニングに取り組んでいました。
TJアカデミー「スペコンバトル」
それは、元ジェフユナイテッド千葉所属の乾達郎コーチが運営するTJスクールで紹介していたトレーニングです。
元々はディフェンスのトレーニングを探している時に出会いました。
正面から来る相手をかわしながら左右のどちらかに進むトレーニングで、オフェンス、ディフェンスの両方をカバーし、反復練習を効率的に行うには良いトレーニングです。
オフェンス側は、ファーストタッチがオープントラップ、スペイン流にいうとコントロールオリエンタードである必要があるので、それを繰り返し、繰り返し何度も行いました。
動画では左右のコーンの間を抜けてしまえばそれで終了ですが、私はディフェンスの背中(ちょうど最初にオフェンスが立っている位置から見てひし形になる位置)にコーンゴールを設置し、コーンを抜けた後にドリブルで切り返してゴールを狙う要素も加えました。
奇しくも息子の生涯2本目のゴールはこの形から生まれたので取り組ませて良かったと思います。動画の様にファーストタッチの練習をコンパクトに反復練習できるのでお勧めの練習です。
ブスケツ「Conducción」
この他にトラップした後に横に運ぶ意識を持っていない様に思ったので、以前見つけた元バルサのブスケツのメニューにも取り組ませています。「Conducción」日本語で言うと「コントロール」でしょうか。シンプルながらブスケツの哲学を感じるメニューです。
コーンを左右に5メートルほど距離を開けて置き、そのコーンから少し下がった位置でコントロールオリエンタードの形でボールをトラップさせ、逆側のコーンまでドリブルさせたのちに、サーバー側にボールを戻させる練習です。
トラップ時のコントロールオリエンタード、パスを出すときの体の向きの切り替え、そしてドリブルからマイナスにパスを折り返す練習として、地味ですが細かいスキルを磨くために重要な練習です。
ドリブルでボールを横に運び斜めにパスを出すという意識がなかったので体に染み付かせて試合に少しでも出せるといいと思っています。
今後また紹介していきますが、イニエスタ、シャビなどバルサのカンテラ出身の選手は何かにつけて「コントロールオリエンタード」というので、紙は細部に宿るではないですが本当に大事な技術だと思い知らされます。
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