【ベガルタ仙台 選手採点】J2 第17節 ファジアーノ岡山
はい、どうも。今回も週末前のぎりぎりの更新です。
ギリギリでいつも生きている割に、ちゃんと更新できている自分を褒めたい。そうでもないとモチベーションが続くない。
気づけば17節。あと数試合で折り返しだ。まだ5月末だというのに時が過ぎるのは早い。
では、本題へ。
スタメン
ベガルタ仙台
前節の栃木SC戦は序盤に先制を許しながらも直後にPKで追いつき、後半にCKでゴールを決めて2‐1で逆転勝利。今季3度目の逆転勝利で、5シーズンぶりの4連勝。
直前で監督が代わる監督ブースト2連戦となった難しいゲームでしたが、しっかり下位に勝ち切って3位をキープ。いい状態で岡山をホームに迎え入れます。
下位チームとの戦いが続いた5月でしたが、この岡山戦を皮切りにいわき、甲府と昇格プレーオフを争うライバルチームとの連戦です。
まずはファジアーノ岡山との対戦成績をおさらい。
対岡山は2勝3分2敗。まだ7回しか対戦してなくて、そのうち4戦が2022年以降。しかもその4戦は2分2敗で未勝利。相性は良くない。
去年の対戦も1分1敗。
ホームでは相手のミスから先制も、後半早々に追いつかれてドロー。
アウェイは終了間際のセットプレーから決められて敗戦。
今季は岡山に勝ち切ってこの流れを変えたい。
スタメンは前節と同じ11名。前々節も同じメンバーでした。
勝っているときはメンバーをいじらないの定説ですね。
ベンチ入りでは内田、菅原が外れて、知念とエロンが復帰。
ここ数試合、ベンチを外れていた知念の復帰です。入籍のリリースも出てたので一念発起でスタメンを奪ううくらいの活躍を見せてほしい。
ファジアーノ岡山
開幕5試合で4勝1分とロケットスタートを切ったものの、負傷者も続出し、ここ最近は苦戦続き。前節の甲府戦に勝利したものの勝利が5試合ぶり。
仙台を叩いて再び上位戦線に加わっていきたいというところでしょう。
その岡山を率いるのは、言わずと知れた木山監督。岡山を率いて3年目の今季何とか結果を出したい、というのもあるんだろうな。
仙台との戦いは仙台サポーターが騒ぎがちですが、もう木山監督のチームと戦うのも3年目。木山監督時代のあれやそれやは、そろそろ忘れてもいいだろう、と自戒も込めて言っておきます。
その岡山ですがスタメンは前節から1人が入れ替わり。左WBに藤田に代わって末吉が入ります。
岡山のメンバー見て思ったのが、ずいぶん選手入れ替わったなという印象。
ヨルディ バイス、ステファン ムーク、チアゴ アウベスの印象だけど、3人とも昨シーズンで対談してました。言われてみればそうですが、岡山と言えばこの3人の印象が強いんですよね。
そしてお前ら岡山に移籍しとったんかい、という選手ばかり。
スタメン11人中8人が新加入選手ですって。新戦力が軒並み主力になってるやん。これに負傷離脱中のグレイソン、ガブリエル シャビエルも入っていたんでしょう?個々の選手のレベル高いわ。
さて仙台にゆかりのある選手は柳か。酒気帯び運転で福岡解雇された後は琉球に移籍して今年から岡山に加入です。仙台時代は三笘を封じてたのとコーナーキック取るのがうまかった選手。失敗もしてしまったけれど、頑張ってほしいわ。それにしても、木山監督ってどこの監督になっても必ず柳を呼び戻すのね。いわゆる愛人枠、ちょっとおもろい。
戦評
PKで先制するも、すぐ追いつかれて、後半開始早々にも失点。その後も同じ形で失点を重ねて、4失点。1-4で敗戦。完敗でございます。
開始早々に菅田がエリア内で手で押したファウルをPKだったと思いますが、主審に見逃されていたラッキーな面もありましたが、そううまくは行きませんでした。
さくっと試合を振り返ると、序盤は一進一退という入り。
仙台はオナイウのスピードを生かして右から攻め入る。岡山はルカオの高さを活かしてこぼれ球を岩崎と早川の金髪?茶髪?コンビが拾って攻める。
岡山のこの2人のスピードはかなり脅威でした。奪ってから早い。エリア内でもゴリゴリくる。WBの柳と末吉もゴリゴリくるし、この感じは木山サッカーだわ。
上にも書いたけど、エリア内でのピンチに菅田が思わず後ろから手で押してしまったのも納得する。この場面は見逃してもらってラッキーだったという以外は何のコメントもできない。
直後に仙台側にPKが与えられてるから、そりゃ選手もサポーターも荒れるよね。手に当たってるからPKの裁定は納得なんだけど、見逃されてたとしても仙台側は何も言えなかったぞ。
そのPKをしっかり中島が決めきる。PKのシーンはブローダーセンが止める雰囲気をプンプン出してたから冷や冷やしたけど、そこはさすがの中島元彦でした。黄金を纏っているだけある。
ラッキーな形で得た先制ゴール。これで今日も行けるかと思ったけど、岡山はそこから手ごわかった。
中盤でパスミスを見逃さずショートカウンターでゴールに迫る。サイドの選手の絡み方や崩しのコンビネーションも良く、仙台は守備で後手後手の対応。人数は足りているんだけど、交わされてしまう。
そして失点。左サイドからのカットインを止められず、最後は個人技でやられる。人数はいるのに完璧に崩された悔しい失点。
岡山からすれば一連のPKの流れを払しょくできるいい時間帯のゴール。あのまま1点ビハインドのまま時間が進んでたら、焦りもイライラも出ていっただろうだけに、早い時間に取り返せてよかった。
この後は仙台が盛り返して岡山ゴールに攻めるも、立ちはだかるブローダーセンの壁。牙城は崩せずっていう感じだった。知ってたけど、いいGKだわ。なんで横浜FCは放出したんだろうか。
前半を引き分けで折り返して、後半どっちが先にギアを入れるかという試合展開になるだろうと思っていたのに、試合は後半早々に決まる。
岡山が最初のチャンス。左サイドから右サイドに流れたボールを柳がアーリークロス。クロスは合わなかったけれど、こぼれ球が左サイドでフリーで待っていた岩崎の足元に収まり、失点。
ある意味アンラッキーな形でボールが流れてしまったとも見えるが、エリア内に仙台守備陣の人数は揃っていた。逆サイドを捨ててたのかもしれないが、それだったらクロスを上げさせない、入ってきたクロスをしっかりはじき返すというリスク回避ができないといけなかった。
この試合の失点は全てこの失点パターンを繰り返し見せられてしまった。
3失点目はルカオに菅田が吹っ飛ばされて、4失点目は右サイドにいた柳がシュルシュルと逆サイドのゴール前まで侵入して頭で合わせられて失点。
後半早々に失点し、全体的に前掛かりになっていたのはあるけど、左サイドに髙田を配置する今季初の試みは完全に裏目に出ていた。
負けるときはこんなもんというのはあるけど、それにしても教訓が多い試合でした。
岡山の個々の選手のレベルは高かった、それは認める。でも点数ほどの差は感じなかった。負け惜しみのように聞こえるかもしれないけ。後半早々に失点しまってプランが崩れてパニックになってしまっただけ。
あと前半からなんかこの試合は全体的に動きがもっさりしていた。
気が緩んでたような気がしたのがこの岡山戦。岡山にも勝って5連勝といくぞ!っていう気概はしなかった。
栃木、群馬と2試合何をしてくるか、わからない相手に対して緊張感を感じさせるような戦い方がこの試合に限ってはしなかった。岡山のほうが序盤の不可解なジャッジが合ってこの試合に勝ってやるというスイッチが入ったようにみえたのでなおさら。
それはともかく、4失点の大敗。失点パターンもお粗末でした。
下位チーム相手だとうまく誤魔化せたのを岡山には決められてしまった。上位に加わってくるチームだと決めますよ、というのを4回見せられたわけだから修正はしやすいでしょう。
次のいわきも岡山と同じくスピードがあるチーム(という印象)
今節の教訓を生かして、連敗だけは阻止してほしいけど、まずはギラギラした目つきの選手たちが見たい。
最後に岡山の印象を3つ。
・ルカオはデカくて強いだけでも厄介なのに、速さもあるなんて聞いてない
・両WBが対人強くて、よく動くからめんどくさいの一言
・これぞ、木山サッカーというのを存分に見せられました
選手採点
MOMは中島
今節は選ぶの難しいですが、強いて上げるなら1ゴールをあげた中島かな。
郷家も今節も前線からの守備を怠らずよく走ってた。あとは松下も久しぶりの長い時間(約20分だけど)の出場でもらしさを出してたと思う。
次節は長澤が累積欠場だから出番が回ってくるだろうから、これまでの鬱憤を晴らすぐらいの活躍を期待したい。
それ以外の選手の評価は低い。
相良は柳に抑えられてしまったし、松井もポジションを空けてしまう軽い守備対応が目についた。
ルカオに吹っ飛ばされてしまった菅田はかなり低い点数を付けました。
GK 33 林 彰洋 5.0
DF 2 髙田 椋汰 5.0
DF 5 菅田 真啓 4.5
DF 22 小出 悠太 5.0
DF 39 石尾 陸登(61'OUT) 5.0
MF 6 松井 蓮之 5.0
MF 38 長澤 和輝(70'OUT) 5.0
MF 27 オナイウ 情滋(70'OUT) 5.5
MF 14 相良 竜之介(78'OUT) 5.0
MF 11 郷家 友太 5.5
FW 7 中島 元彦(78'OUT) 5.5
DF 25 真瀬 拓海(61'IN) 5.0
MF 24 名願 斗哉(70'IN) 5.5
MF 8 松下 佳貴(70'IN) 5.5
FW 98 エロン(78'IN) 5.0
FW 9 中山 仁斗(78'IN) 5.0
監督 森山 佳郎 4.5
髙田を左に配置する采配が裏目に出て大量失点。失点パターンは繰り返し見せつけられたので次節の挽回に期待
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