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【ベガルタ仙台 選手採点】J2 第32節 ヴァンフォーレ甲府

前節から今節までのベガルタ関連のニュースから。
と思ったんですが、今回は特に目立ったニュースなかった。

強いて言うなら、クラウンドファンディング第2弾が始まったぐらいだけど、これも特に書くことないな。第1弾で支援しちゃったんで、よっぽど目欲しいものが出てくれば支援するけど、今回はパスになりそう。
梁の引退試合関連で今後何か出てきたら考えようかな。
(いま挙がっている協賛リストに個人名掲載は惹かれない。。)

では、本題のレビューへ。
レッツゴー仙台!


前回の対戦詳細(第19節)

スタメン

ベガルタ仙台

前節はホームで藤枝相手に2‐3で敗戦。
よくみる失点パターンで早々に失点を重ねる苦しい展開。2点を取り返したものの、内容は完敗です。
プレーオフを争う藤枝相手に勝ち点を取れず、逆に相手に勢いをつけてしまうような痛い敗戦となりました。

今節の相手は甲府。
堅い守備でボールを奪い、アダイウトンとピーターウタカという破壊力抜群のアタッカー陣でカウンターを仕掛けるサッカーが得意な相手。
前回対戦は6月上旬に行われた第19節。前半戦折り返しの試合でした。
その時もゲームの主導権を握り幸先よく先制したものの、ミスからアダイウトンにゴールを許してのドロー決着。
お互いに勝てた試合という見方ができる、どっちつかずのゲームでした。
仙台から見ると甲府はお得意様という印象もありますが、ここ3戦はいずれもドローと勝ち切れていません。
今節はホームで迎える一戦。ここ数試合、下位相手に勝ち点を取りこぼしてる嫌な流れを断ち切るためにも勝ち点3必須です。

メンバー

スタメンは3名が入れ替わり。
實藤、松下、相良が先発を外れて、小出、鎌田、中山が先発に入りました。
前節中盤がスカスカでいいようにやられていたので、ボランチの入れ替えは納得です。
鎌田も守備が得意というわけではないですが、前線からプレスにくるであろう甲府のアタッカー陣をスルッとかわせれば前に運びやすくなりますからね。

そして中山。前節の途中出場が3ヶ月ぶりの出場機会でしたが、相手のオウンゴールを誘発させたり、悪くないパフォーマンスだったのでそれを買われてスタメン出場です。なんとスタメンは4月下旬の第12節ジェフ千葉戦以来ということで、この後のベンチ入りにむけても是が非でもゴールが欲しい。
燃える中山武将に期待大です。
そして中山とエロンが2トップを組むということで、中島が左サイドに入りました。

ベンチには梅木が復帰しています。
菅原もいるのでFW4人がベンチに入るのって今季初じゃないかな。
甲府に1点取られても打ち勝つんだという意思を感じる陣容です。

ヴァンフォーレ甲府

10勝8分12敗の勝ち点38で13位の甲府。
7月に成績不振で篠田前監督が解任となり、大塚コーチが内部昇格してチームを率います。
大塚監督の印象が全くないのですが、監督交代後は4勝1分3敗とまずまず?のチーム状況といったところなでしょうか。

甲府は今年ACLに始まり、ルヴァンに天皇杯も順当に勝ち上がっており、リーグ戦以外にカップ戦が忙しいチーム。
9月に入ってもルヴァンで川崎と2試合やり1分1敗。前節は横浜FCに0-1と強敵相手の試合が続きます。ただ前節の横浜FCもセットプレーで83分に失点して敗戦ということで守備は堅い。
川崎とのカップ戦の前までは2連勝で来てますし、8月はリーグ戦に絞れば4勝1敗(負けたのは清水相手)で結構手強いじゃないか。

1試合リーグ戦が少ないため、仙台戦後にホームで熊本・山形と2連戦が待っているので、いい形でホームに戻れるように。
プレーオフ戦線にも首の皮一枚?繋がっている状況でありますので、仙台相手に勝ち点を落とすことなくホームに戻りたいというのが本音でしょう。

メンバー
スタメンは前節からの3人が入れ替わり。
中山、村上、マクーラが外れて、三沢、荒木、ピーターウタカが入ります。

前線はウタカの1トップでアダイウトンと鳥海の2シャドー。
ここまでのゴール数はウタカ8点、アダイウトン9点。
前回の対戦時はウタカ7点、アダイウトン8点なので若干ゴール数が伸び悩んでいるとはいえ、侮ってはいけない。一発で仕留める力はあるので要注意です。

そして、最終ラインの3人はここ最近変わっていない。守備が多くずれてしてないのはここが固められたという要因もあるのかな。

サブには三平や武富という名をよく知るメンバーが入ります。
三平の髪はやや軽量化されてましたが、相変わらずモサモサです。

戦評

ホームで2点をリードしていながら、後半にセットプレー2発で追いつかれてドロー。特に2失点目はラストワンプレーで追いつかれる悔しすぎる失点。とはいえ、直接FKでしかも壁に当たりコースが変わってしまったので、どうしようもない歯がゆい失点でした。
監督がインタビューで発した残酷な失点という言葉が的を射ていたように感じます。

ホームでラストプレーで追いつかれたのは長崎戦以来、今季2度目。
しかも残り試合はトーナメントのつもりで戦うといった前節の藤枝戦の矢先ということもあり、サポーターの中には憤りを感じる声が多い。
わかる。
昇格を目標とするチームがなにやっとんだ、と言いたくなる気持ち。わかります。
でも、冷静に振り返ると、この失点はしょうがないよ。

FKを決めた中山のキックもよかったし、雨でスリッピーな状態でボールが伸びていったから林の手が届かなかったもの。
そもそもあんなところでファウルすんな、という意見もあるが、目の前にボールがあれば足出ちゃうよな。相手より先にクリアしようした足が高く上がってしまったんだよな。わかる。

それ以前にリードした後の時間の使い方が良くなかった意見にも同意。
実際アディショナルタイム前に左サイドを突破されたときに終わったと思ったシーンもありました。

ただね、選手はよくやっていたと思うんですよね。
よくやったから良しではないという意見もごもっともなのですが、この試合の結末に関しては誰かが気を抜いたプレーをしていたことによる引き起こされたものではないので個人的にはチームには拍手を送りたい。
何、ぬるいこと言ってんだという意見があることは重々承知しているのですが、こればかりは個人の感覚なので私はスタジアムにていも拍手を送っていたと思います。

この試合で失った勝ち点2はとてつもなくデカい。
でも、私の今年の目標は昇格プレーオフに進出すればヨシ、と思っているので、そこまで憤りや落胆が大きくないんです。
勝ち点差詰まっているとはいえ、まだ5位だしね。
チームが昇格って言ってるんだから昇格するチームが何やっているんだ、と声が多いのは当たり前だし、その意見を覆すつもりは毛頭ありません。
ただ単に自分の感覚では上に書いた通りなので、勝ち点2をとーーーーーってもよろしくない形で失ったけど、まだ致命傷には至っていない。
最終戦を振り返った時に、あれが致命傷だったという可能性は否定できないが。

残酷だけどこれもサッカーだろ。
名言集にありそうでない、この一言に尽きます。

3試合勝ち無し。そんな最悪な状況ですが、次節はアウェイ山口戦を迎えます。これまた大一番です。
山口も4連敗中と状況としては仙台よりもよろしくない。
しかもミッドウィークには天皇杯でも横浜Fマリノスに1-4で大敗しております。これも敗戦も合わせると5連敗。泥沼でしょう。
今6位ですが、仙台戦に負けるとプレーオフ圏外になってしまうため、目の色変えて襲い掛かってくるでしょう。

ここで勝つか負けるかでシーズンの行方が決まります。
次戦は死闘です。

今回はいつもと違う感じで振り返りましたが、たまにはこういうのもいいですね。

最後に、甲府の感想を3つ。
・ウタカ、体が重そうだったね
・鳥海がちょこまかちょこまか90分間動き回ってたのとても邪魔くさかった
・試合後のインタビューで決勝ゴールを決めた中山は俯きながら悔しさを滲ませて話してたのに、監督は喜びを隠せなかった感じが両極端だったのが面白かった

評価

MOMは中島。ゴールはなかったが、中山のゴールをアシスト。サイドで起点となり攻撃を牽引して、ボールを持てば危険な存在になり続け。

中山も1ゴールとエースの仕事をしっかりこなしてくれた。抜け出して1対1になった瞬間はゴールを吹かすと思ったけど、GKの動きを見て冷静に相手ゴールにパスしたようなシュートはおしゃれでした。
真瀬もこれぞ真瀬というゴール。郷家のクロスに突っ込んでくるステルス性の高いゴールでした。欲を言えばその後のチャンスも枠に飛ばせればベストだったけど、そこまでは欲張りすぎか。

2失点したとはいえ、この選手が良くなかったというのはあまりいないんだけど、評価を下げたのはセットプレーで三平に簡単にポジションをとられて失点を許してしまった松井。終盤はややガス欠になっていた。

GK 33 林 彰洋 5.5
DF 25 真瀬 拓海 6.0
DF  22 小出 悠太 5.5
DF 5 菅田 真啓 5.5
DF 32 奥山 政幸 5.5
MF 6 松井 蓮之(86'OUT) 5.0
MF 10 鎌田 大夢(72'OUT) 5.5
MF 11 郷家 友太 5.5
MF 7 中島 元彦(86'OUT) 6.0
FW 9 中山 仁斗(65'OUT) 6.0
FW 98 エロン(72'OUT) 5.5

MF 14 相良 竜之介(65'IN) 5.5
MF 17 工藤 蒼生(72'IN) 5.5
FW 28 菅原 龍之助(72'IN) 5.5
FW 15 梅木 翼(86'IN) なし
DF 13 實藤 友紀(86'IN) なし

監督 森山 佳郎 5.5
結果はドローに終わってしまったが采配・ベンチワークは良かったと思う。守備固めで投入した實藤が投入直後に怪我してしまうなどアクシデントもあったりで、この試合はNot His Dayだったと思うしかない。

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