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トレーナーがサッカークラブのGMになりました。
note
GM就任!圧倒的に結果を出す日本一のGMになります。
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しれっとリリースしましたが、今期からGMに就任しました。
これまでも強化の大部分は担ってましたが、スタッフも増え、外向きの役割明確化の為岡本が代表専任、僕がGMとなりトップチーム&アカデミー含めたfootball部門の責任は僕が担う事になります。
GMとは?
何をする役職なの?と思う方も多いと思います。
各クラブや種目によってタスクは様々ですが、僕が思うGM像をお伝えできればと思います。
①クラブ経営
②トップチーム強化
③アカデミー強化、整備
まとめると
football部門でも利益を作りながら、強いチームを作る
僕はこう思います。
ここは皆さん様々な意見があると思うので、ディスカッションしたいテーマと思ってます。
副代表とGM兼務なので、クラブ財務も把握してます。ここは福山シティFCの強みであり、岡本と二人三脚でやっている最大のメリットだとも感じています。
経営陣と強化担当はある種相反する意見を持つ事があります。
売り上げを求める経営陣、人件費をかけたい強化。クラブの財務状況を把握していればまずここのずれは起きないですし、予算内で最大のバリューを出す、ROIを意識したチーム運営に自然となります。
どうやって最大化させるのか?
僕はニつあると思っています。
一つ目はfootballを見る目(指導者の質、選手の質)です。
二つ目は情報量(人脈)
福山シティFCには明確なゲームモデルがあり
それに準じた指導者の選定、選手補強を行っています。選考基準を明確化してます。
まだ言語化、資料化はできておらず僕が把握してるだけの属人的な側面は否めないです。早く組織化したい。
情報量に関してはJリーグや大学リーグの試合を毎日見ること、Jクラブ強化担当との密なコミュニケーションをとることなどがあります。
大学リーグ主要チームのスタメン選手はほぼ把握しているくらいの自負はありますし、Jクラブには現所属チームのゲームモデルに合わない選手も眠っていますので、そういった選手達にアクセスできる情報と繋がりはGM業においては必須です。コミュ力。
トップチーム運営における最大の利益は移籍金です。
20歳、21歳の選手が海外に行けば5億、10億をクラブにもたらす事例も出てきています。
国内移籍でも3000万から3億と年々数字は大きくなっています。
年間予算5億円のクラブが年間予算50億円のチームから移籍金1億でオファーをもらう。
年間予算1/5を1人の選手がもたらしてくれます。
中心選手が抜けるのは戦力的には痛手ですが、そのお金をアカデミーへ投資する。優秀な指導者を雇ったり、施設を整備したり。育てて売るって言葉は好きではないですが、地方クラブが生き残る為には必須のプロジェクトです。
クラブ予算を把握しながらトップチーム強化をしていくのは強化部の醍醐味です。
お金をかけて良い選手を獲得する場合もあるかもしれませんが、僕は先程あげたゲームモデルを元に、素材はあるがまだ磨かれてない選手や、ゲームモデルとプレースタイルがミスマッチな選手を探しています。
素材が良くてもシェフ(指導者)の腕が悪いと最大化は難しいです。
選手や指導者を見極める目利きが大事です。
チームが掲げれるfootballがあるので、それを選手間で理解していく過程でも選手は成長できると考えています。
アカデミーに関してはソフトとハードの重要性は皆さんが思う通りです。
先に述べたようにアカデミーからトップチームで活躍する選手を輩出する。その選手が移籍時にもたらしてくれた利益をアカデミーに再投資。このサイクルを最優先で作りたい。
その為に必要なのは優秀な指導者と育成ニーズを満たすハード面です。
指導者選定にもゲームモデルを当てはめます。それだけではないですが、footballの原理原則を指導できる人選をしています。今後も沢山の指導者が必要となるので、指導者養成にも力を入れていきたいと思ってます。
クラブにあるゲームモデルと育成メソッドをどんどん積み上げていきます。
ハードに関してはクラブが興行で稼ぐ事、そして投資家の皆さんの賛同が得られる事。
この二点は常に頭にあります。
アカデミー施設建設だけでも10億から15億は必要です。やるなら日本一のインパクトある施設を作りたい。
施設の影響力は計り知れないと思っています。
備後福山エリアで育った選手達がトップチームでプレーする姿を皆んなでみたい。W杯優勝のトロフィーを掲げるのをみたい。僕の夢はこれです。
僕が思うGMの大きなタスクを整理してみました。日々やっている事は人間関係の調整やチームの方向性の整備と裏方がメインです。僕は裏方で色々と戦略を練り、それを実現するのが好きです。
footballクラブは1人の力では運営できません。
ファン、サポーター
サポート企業
投資家
選手
スタッフ
関わる全ての人達と協力して
夢の実現の為にGM職を全うできたらと日々思っています。
僕が心の底からめちゃくちゃ尊敬していて、思考も生き様もめちゃくちゃかっこいい先輩起業家から頂いた言葉があります。
「圧倒的に勝つ」
「99点じゃダメ100点を狙う」
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常に僕の頭にはこの言葉があります。
迷ったらこの言葉に戻る。
圧倒的に勝てる日本一のGMを目指します!
最後に
僕がGMとして1番大切にしてる事は調整力です。
GMは様々なステークホルダーに挟まれます。
選手、監督、パートナー、フロント、社長
それぞれの立場での正義があるからそれは仕方ない
明確化な答えがない中で調整して妥協点を見出す。
この力はGMをやる上で欠かせない能力だと思います。
もう一つ上げるなら優秀な人材を探し、のびのび才能を発揮してくれる環境を作る事。
人材がいないなら育てる。
次は僕が思うサッカー界のボトルネックについて書いてみます。