人間という生き方はまだ死んでいない。
私たちは岐路に立たされている。生産性と効率性を信仰し、終わりなきレースを走るのか。それとも、人間として、地球に生きる一生命として、生きることを謳歌するのか。
いかに優れたシステムもアップデートしなければ、腐ってしまう。例に漏れず、資本主義も新しい姿に変わらなければならない。あらゆるものが私有財化され、市場で交換されるようになったとき、私たちは多くのものを失ってしまった。今や人間はコストとして換算され、美しい里山は削られ、景観を無視した換金可能資産に一変する。手段であったお金を