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「April 7, 1945」制作記_7 "上甲板貼り付けと修正"
今回は「上甲板」の全体を切り出します。
※じょう‐こうはん ジャウカフハン【上甲板】
〘 名詞 〙 船舶で、船首から船尾まで通じる最上部の甲板。じょうかんぱん。
簡単に言えば、以下上面図面の見えてる範囲ですね。↓
![](https://assets.st-note.com/img/1735911423-ZR9kmihVY0T3jlyqdS6AnIxv.png?width=1200)
今回はその場所の、新聞を貼る前の最後の下地、芯材の部分を制作します。
まずはカットデータ制作。
![](https://assets.st-note.com/img/1735911517-bm3zRE4sur8CtGn0MlB1wQFY.png?width=1200)
最初は艦首から後部艦載機甲板までの上から見た姿をトレースします。
その際に、主砲の位置と、後部艦載機甲板と木の甲板部分の境目、あと副砲、艦橋や煙突などの構造物の辺りを固定するためのダボの穴を開けておきます。
砲塔関係は後々甲板の上に見えてる部分はしっかり測って作りますが、その主砲のバーベット・アーマー(砲塔が乗っかってる円柱状のもの)や手法をしっかり固定するために、その穴にガチッと入れ、固定する感じにしようと考えているので、今回穴を開けておきます。
また同じように、副砲や構造物も、ダボで固定する事で、ガチッと固定できるのと同時に、位置がずれないように固定することが可能になります。
(そのダボも紙の棒です。)
そして、先ほどの図面のままだと、うちにあるレーザー加工機ではカットできない大きさなので、カットできるサイズに分割します。
↓
![](https://assets.st-note.com/img/1735912022-kGNHIdaXPVBvl1ZbzfyWRKeY.png?width=1200)
今回艦載機甲板は格納庫や艦載艇格納庫など色々少し見える内部の作業をしてからでないと上に貼り付けできないので、ここだけはあとで綺麗に貼り付けできるように艦載機甲板と木製甲板の素材の分かれ目で切り分けます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735912321-X4Ag6YKDBHLI3dib81Skhrxw.png)
(図面引用:スーパーイラストレーション 戦艦大和 (MODEL ART))
データーができたら早速カットです。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201003-YHxugPVmrQaEwKBpRObnjDl9.jpg?width=1200)
カットができたら、とりあえず、マスキングテープで仮固定して合わせてみます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201013-xRdo9js6tGFnzrDaMX5u84WL.jpg?width=1200)
うん、悪くない
![](https://assets.st-note.com/img/1735201021-8TdeF62ywik5tbZu9GWUAmjx.jpg?width=1200)
大和っぽい
![](https://assets.st-note.com/img/1735201025-l2QNe65IbD8F09G1rEpzikcy.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735201029-EiwexHSCFmgtQZdYrqoR0I3B.jpg?width=1200)
うん、大和っぽい
全体を本体に貼り付ける前に、大和甲板の凹んでる部分の分割部分を接着しておきます。
(図面赤丸あたり)
![](https://assets.st-note.com/img/1735956356-Q2nBmp8rO93Z6uPJMibDL5ow.png?width=1200)
凹んでる部分なので、分割状態のまま接着を始めてしまうと、きれいな曲線が出にくいと思うので、先に接着しておきます。
本体のつなぎ目が来る場所は、ちょうど爪とぎの場所なので、若干凹んでいるのを考え、つなぎ目裏面の押さえは1mmのイラストレーションボードを貼り付け、しっかり固定します。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201035-dTBJtoq72r8mfUyihPRKYNb0.jpg?width=1200)
上記の接着がしっかり乾いたら、甲板全体を貼り付けていきます。
まずは、全体に大量のボンドを塗っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201041-cHXqQljRKGUdF5eYEDxrSw7I.jpg?width=1200)
主砲のバーベット・アーマーの穴の部分はボンドを塗らないでおきます。
後々この場所は少し掘り込みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201048-UWGeRkMJ4gjKCutorlFZTEib.jpg?width=1200)
そして、手早くカットした甲板を貼り付け、変につなぎ目から曲がったりしないように、微妙な位置を修正しつつ、しっかりと固定していきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201053-mSfviIjrubV6EJcXNOdYRl4h.jpg?width=1200)
大和甲板の凹んだ部分も、淵の部分に合わせて、きれいな曲線になるようにしっかり押し付けて、形を整えていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201058-r21fOm3I9kRoeaVw4PGxiLJg.jpg?width=1200)
そして、今回もしっかり重しをのせ、ガッチリ固定させます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201063-G7MeQBf5HgKJ8IOxU9pwmRbt.jpg?width=1200)
あと、若干時間は戻りますが、艦首とバウのボリューム作成のためにカットしておいたイラストレーションボードを貼り付けておいていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201072-i6UbkeVTAjOWhg8lPuF1mBNn.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735201072-oVYa59ZQxwqHRXOzUvKudEBM.jpg?width=1200)
ここでちょっとした問題が
問題(正しいのか正しくないのかちょっと複雑な事情があるのですが)が発覚したので、まずは1mm・2mmイラストレーションボードを2cm幅にカットしていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201079-KlNGu31ayxOJo84ADgiPQeXs.jpg?width=1200)
1mm・2mmのイラストレーションボードを多数、多めにカットしていきます。
そして
起きた問題というのが、以下画像の赤丸部分
![](https://assets.st-note.com/img/1735201145-k93swOvR1ApnMyg8ISB6EQzu.jpg?width=1200)
2~3mm程度の隙間が生まれています。
この隙間が生まれた鯨飲は、単純に複数図面を参考にしているせいもあります。
(若干ではありますが、色々と違う場所があったりするので、未熟な自分がちょっと図面の幅を見誤った感じになります…….)
この浮間を埋めるために、先にカットしたイラストレーションボードを貼り付けていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201152-0g2pD8SmsLIBvhNXQtaJFeR1.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735201154-Xl9DIQCEYf0dV68iOh5amcvT.jpg?width=1200)
イラストレーションボードで調整して、隙間はふさがりました。
これを全体にやっていきます。
(前回やった側面の出っ張りはなくなるので、それを後々改めて作り直したり、他ボリュームも調整していきます。)
左右の隙間を埋めつつ、艦首やバウに貼り付けたイラストレーションボードの部分もカットしていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201161-DKmM79ytS0YlC23AFUZInOrq.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735201165-csy7MFZ5pzCOeJaxI39S4wYE.jpg?width=1200)
彫刻刀やカッターで大まかにカットしたら、ヤスリ、グラインダーなどで形を整えていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201170-cUPOCARMZeBGQLs8qmTFjoWf.jpg?width=1200)
大和っぽい形になりました。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201177-ZWrNyvRE5mdVThxg8UD1jznf.jpg?width=1200)
隙間を埋めた部分も、思ったより違和感はなく、これから削ったりして微調整していけば問題なさそうです。
そして、今回削ったりした部分に表面を整えるため。また和紙を貼っていきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201180-VpeF0xjiB5dybNlIW7Z2scPw.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1735201184-mFlBeqn0HPoC6YwVMz7X5IuN.jpg?width=1200)
そして紙を固める液体もたっぷり塗って、いきます。
![](https://assets.st-note.com/img/1735201190-uG6nV4XzkyIFem8dHMpZA0Q9.jpg?width=1200)
そして、乾くまで一晩置いておきます。
船体がだいぶ形になってきたので、次回からは船体もやりつつ、船体上の艦橋、煙突、砲塔
などの構造物の製作も始めます。
つづく
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