《連続投稿479日目》タッチレスエコノミーの台頭は緊急避難か?非可逆的か?
日経電子版の記事【バイク、ミシンが列をなす コロナが変える消費の風景】では、新型コロナウイルスの感染拡大により、人と人、人とモノとの接触がリスクとして急浮上する中、広い意味で接触を回避する『タッチレス』をキーワードとする『タッチレスエコノミー』の台頭がリポートされています。
さっそく、記事からそれらの事例をピックアップしてみると――
▶台頭する『タッチレスエコノミー』関連の動き
①「注文急増の三輪スクーター」⇨外出自粛などによる宅配需要の急拡大。
②「脚光を浴びる家庭用ミシン」⇨需給逼迫のマスクを自作して自衛。
③「ドライブスルーの青果販売」⇨需要消滅の業務用野菜を会計も
タッチレスで販売。
こうしてみると、コロナ禍が起きようとも、人間が生きていく以上、消滅する需要がある一方で、発生する需要があり、それこそが、『タッチレス』というベネフィットを実現するプロダクト(モノ・サービス)である事が分かります。
そして、重要な事は、その『タッチレス』というベネフィットが、一過性の緊急避難などではなくて、非常に便利なUX(ユーザーエクスペリエンス)を体現した非可逆的な潮流ではないか、という事です。
あらゆるモノに広がる宅配・手をかざして行き先階を指定できるエレベーター・手をかざして開閉できるドア・ポケットなどからスマホを出さずに出来る電子決済、等々次々にローンチされるタッチレスの利便性は、コロナ後の世界でも大きなシェアを占めることは間違いないのではないでしょうか。
(追記:『タッチレスエコノミー』については、下記の拙稿でも考察しています。)
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