シェアリングエコノミーの躍動
日経電子版の記事【注目 シェア人類の突破力 便利で快適な社会を作る】は、拡大するシェアリングエコノミーについて改めて考えるきっかけをくれる好リポートだと思います。
ヒト・モノ・カネ、具体的にはスキル・モノ・移動・空間・お金などの効率的な利活用を促進するシェアリングエコノミーとはどういうものなのか、記事などから、そのシステム(要素)・システムのメリット(特性)・システムを支えるテクノロジー(技術)を整理してみると――
▶『シェアリングエコノミー』の仕組み
システム・・・・・・・・・・・・・メリット・・・・・・・・・・・・・・・テクノロジー
①マッチング・・・・・・・・・・・・効率性・・・・・・・・・・・・・・・・ネットの普及
②オンデマンド・・・・・・・・・・利便性・・・・・・・・・・・・・・・・スマホの普及
③サブスクリプション・・・・(所有より利用に)・・・・・・イノベーション
合理性 アクセラレータによる
変化の加速
④見える化(可視化)・・・・・安全性(安心)・・・・・・IoT・キャッシュレス
⑤レピュテーション・・・・・・・信頼性(信用)・・・・・・デジタル化
(評価)
⑥ユーザーコミュニティー・・・繋がり・・・・・・・・・・・・SNS
シェアリングエコノミーは、不特定多数のヒト・モノ・カネを大規模に『マッチング』できるテクノロジーによって効率性と『オンデマンド』の利便性を実現し、『見える化』によってシステムの安全性を、ユーザー(相互)の『レピュテーション』によってシステムの信頼性を担保している、と言えます。
そして、このようなシェアリングエコノミーが成立する背景には、所有よりも利用を重視するコト消費の潮流と、それを支える『サブスクリプション』のシステムがあります。