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第2ステージに入るリサイクル~企業の本気度が問われる時代に~

 日経電子版の記事【セブン&アイ、ペットボトル回収機を年1千台 環境目標達成へ再利用本格化】では、サスティナビリティ(持続可能性)が求められる時代に、「(記事より)再利用の目標を掲げる企業は多いが回収の仕組みは不十分で、このままでは達成が難しい状況になっていた」事がリポートされています。



 この記事を読んで改めて気付かされるのは、日本におけるプラスチックのリサイクル率は8割を超えているにもかかわらず、そのうちの約7割が焼却で発生する熱をエネルギーとして使う『サーマルリサイクル』に留まっている現実です。

 『サーマルリサイクル』はOECDの基準ではリサイクルとは認められておらず、廃棄物を製品原料として再利用する『マテリアルリサイクル』のレベルには達していないのです。



 ここへ来て、企業は、リサイクルの目標を掲げたり、そのための施策に手を付ける、といったリサイクルの第1ステージを卒業して、本格的・大規模・効率的にリサイクルのエコシステムを自社のビジネスモデルの中に組み込む、言わば『リサイクルの第2ステージ』に入ってきているのだと考えられます。
 消費者・市場は、企業のESGへの本気度を厳しく問うており、リサイクル施策の強化は待ったなしの状況だと言えそうです。



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