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《連続投稿487日目》今求められる骨太のESG

 日経電子版の記事【ライオン、回収歯ブラシから植物プランター】では、ライオンが東京都墨田区と歯ブラシのリサイクルで協定を結び⇨使用済み自社商品を回収して⇨植物プランターなどのプラスチック製品へのマテリアルリサイクル(=ゴミを燃やしてその熱エネルギーを利用するサーマルリサイクルと違い、文字通りモノからモノへとリサイクルする事)に取り組むなど、日用品メーカーで広がるマテリアルリサイクル等の施策が紹介されています。



 さっそく、記事からそのような事例をピックアップしてみると――

日用品メーカーで広がるリサイクルの施策

①「ライオン」歯ブラシの回収⇨プランターなどプラスチック製品の素材
 へ。

②「米P&G」使用済み紙おむつ回収⇨アムステルダムで始める(ユーザーは
 アプリ登録で捨てるたびにポイントがたまり、4回捨てると紙おむつが1つ
 もらえる)。

③「ユニ・チャーム」紙おむつ回収⇨鹿児島県志布志市と組み、再生紙
 おむつを発売する予定。

④「花王」キレイライフスタイルプラン⇨30年までの達成目標として
 リサイクルシステム構築など19目標を設定。

⑤「英蘭ユニリーバ」19年10月に廃棄物ゼロを目指すと宣言⇨ごみの回収
 費用を負担していく方針。



 確かに、真剣に地球環境のサスティナビリティ(持続可能性)を考えた時、単にゴミを燃やしてエネルギーを回収するだけのサーマルリサイクルから一歩進めて、マテリアルリサイクル等を推進することは極めて重要です。

 そして、その際に大切なのは――

▶リサイクル推進に大切なコト

(消費者)環境意識の高まりと、ESGに積極的な企業から商品を買う
    などの具体的な行動。

(メーカー)① 自治体任せにしない
      ② 構成比の低い形だけのESGにしない
      ③ 自社のビジネスモデルにリサイクルのエコシステムを
       組み込む



 ビジネスモデルそのものがリサイクルなどのサスティナビリティのシステムの上に立脚しており、サスティナブルなエコシステムの一員、構成要素となっている、そんな骨太のESGが、今こそ求められているのだと思いました。




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