《連続投稿586日目》AI非接触採寸のポテンシャル~拡大するサイズテック市場~
日経電子版の記事【ユニクロや花王 写真2枚で非接触採寸できるAI採用】では、スマホで正面と側面2枚の全身写真を撮影するだけで、後は、AIがディープラーニングによって蓄積した12万人のデータを参照して体の各部位の寸法を高い精度で推定してくれる『AI非接触採寸』のテクノロジーがリポートされています。
記事で紹介されるようなITを駆使して身体サイズを計測する技術『サイズテック』には大きなポテンシャルがありそうです――
▶AI非接触採寸のポテンシャル
(1)圧倒的な簡便性
① 実際に店舗に行って人の手で測ってもらうストレスがない。
② 実際に店舗に行って3Dボディースキャナーなどで測る手間が
ない。
③ ボディースーツなどを着て自分で測る面倒がない。
④ 自分で測るのはかなり面倒。
(2)学習によって向上する精度・・・例えば巻き尺を使った手作業の採寸
では、ベテランが採寸する場合でも、
毎回同じ精度で採寸できる訳ではなく、
誤差が生じやすいデメリットが。
(3)オンライン店舗のマーケティングでの優位性
① ファッションECの最大の課題である、サイズの不明確さの解消。
② 自分の正確なサイズを知りたいというユーザーのインサイトを捉え
⇨サイトへの登録を促す事で⇨新規顧客の獲得に繋がる。
③ 採寸した安心感が購入の傾向を強める。
(4)オフライン店舗でも優位性が・・・コロナ禍による非接触需要。
(5)ファッション以外の分野への広がり
① 内臓脂肪面積を推定する指標の一つ(腹囲)に活用するなど、
ヘルスケア分野へ。
② 体形の変化を測定するなど、フィットネス分野へ。
など
簡便で高精度なサイズテックの応用範囲は広そうで、その進化からは目が離せません。
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