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リアルで体験してネットで購入する~デジタルネイティブに寄り添う『体験型店舗』~

 日経電子版の記事【丸井が狙う「モノを売らない店」の一石三鳥】は、モノを売らない体験型の店舗に関するリポートで、とても参考になります。



 そもそも、ネットも含めて多様な買物チャネルが存在する現在、特にデジタルネイティブにとっては、ネットで購入するコトが普通であるにもかかわらず、必ずしもデジタルネイティブにとって最適な買物体験が提供できていないのが現状ではないでしょうか?――ネットだけでは実物を試すことが出来ず、かと言って、リアルな店舗では、あまり大胆に商品をいじったり、試したりすることははばかられる……

 このような状況を打破するのが、リアルで試してネットで買う、リアルで体験してネットで購入できるシステム、モノを売らない『体験型店舗』であると思います。

▶ デジタルネイティブに最適な『買物体験』
 =リアルで『体験』⇨ネットで『購入』

▶『体験型店舗』への移行

 店舗形態・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・収益源
①百貨店型・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・物販(商品を仕入れて販売する)

②SC(ショッピングセンター)型・・・テナントからの家賃収入
                =固定賃料+売上連動の歩合賃料

③体験型・・・・・・・・・・・・家賃収入(固定賃料の比率UP)+店舗運営の請負



 このような『体験型店舗』のあり方は、デジタルネイティブに寄り添った買物体験を提供できる一方で、メーカーにとっては、自社のブランドと商品をリアルに訴求、アピールして、浸透を図れる、またとない顧客接点でもあります。ユーザー・店舗・メーカーの3者がWin-Win-Winの関係を築ける『体験型店舗』のポテンシャルは大きい、と言えそうです。

 『体験型店舗』の仕組みは、数ある『ネットとリアルの融合』の組み合わせの中でも、有力なものの一つとなるのではないでしょうか。

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