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かけっこ練習ノート – 改めて、ダッシュ太尾の理念

4月13日(木)
 
<練習内容>
-      ダッシュ太尾の理念について
-      ダイナミックストレッチ
-      50mタイム測定&動画撮影
 
新年度最初の練習でした。
何年も参加してくれているメンバーがいる一方で、ここ3カ月くらいの間に新しく参加してくれた子もたくさんいますので、改めてダッシュ太尾とは何なのか?そして、ダッシュ太尾の理念は何か?についてお話しました。
 
僕がダッシュ太尾でみんなとやりたい事は以下の3つです。
 
① 走ること(そして体を動かすこと)の探究するおもしろさを知る
  →こうしたら速くなった!
  →こうしたら遅くなった!(失敗をして考える事が重要だと思っています)
  →こういう仕組みなんだ!
これらを頭と体で体感していく事で、自分で考えて、疑問に思うことは人に聞いて、探究していく力をつけていってほしいと思っています。
 
② 才能がなくても速くなる
走る速さは、才能(コーディネーション能力や筋力)のある人は速く走れます。これは厳然たる事実で、運動全般にも言えると思います。
でも、才能がなくても、走る仕組みを理解して、自分で試行錯誤を重ねて練習をしていくことで、今よりずっと速く走ることができます。
もちろん、もともと速い人はもっと速くなることができます。
 
③ 一番伸び盛りの今だからこそ
身長や筋力は中学生以降でも伸びますが、神経系の能力は小学生での成長がピークです。神経系とは、走る、投げる、蹴る、打つ、などの動きをするために必要な信号を脳が速く正確に出す能力です。
これを鍛えるためには、小学生のうちにいろんな運動をするのが一番です。
だからダッシュ太尾では、走ることはもちろん、神経系を鍛えるコーディネーショントレーニングも取り入れています。
 
 
次に、ダッシュ太尾の理念についてもお話しました。
 
ダッシュ太尾にはルールが殆どありません。
でも、「平等ではないけれど対等」という理念があります。
この理念は3年間やっている中で、子ども達との色々な経験を通して出来上がったものです。
 
 
得意な事、不得意な事、経験や知識、体格、性別、年齢、外見などなど…
誰一人として、同じではありません。
これらは、子ども達の努力ではどうしようもない事もあります。
だから、世の中は平等ではない。
でも、その違いを前提に、お互い対等な関係にはなれます。
 
足が速い子も、速くない子も、たくさん練習できる子も、時々しか来れない子も、リーダー格の子も、声が小さい子も、ここでは対等です。
1人1人の違いを受け入れた上で、それぞれが輝けるように、お互いが認め合う。
それができれば、みんなを必要以上に縛るルールはいらないと思っています。
 
今日は、そんなダッシュ太尾について共有した後に、一人ひとり50m走のタイム計測と動画を録りました。
中学生たちが役割分担をして、手際よく進めてくれました。
とってもありがたいです。
後日、このタイムと動画を分析して、一人ひとりのいいところと課題を伝えていきたいと思います。

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