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かけっこ練習ノート – 僕らは地球から力をもらっている

4月20日(木)
 
<練習内容>
-      地面から力をもらう事について
-      大きな力を地面からもらうためには
-      腕振りの重要性
-      ミニハードルジャンプ
-      50m走 x 4
 
今日は、そもそもどうやって僕らは前に進めているのかについて考えました。
これは、速く走る仕組みを考える上での一丁目一番地です。
 
止まっているモノ(人)が動くときには、必ず何かから力を受けているはずです。
高校の物理でやったF=maを思い出してください。(F:力、m:質量、a:加速度)
これはa = F/mに変形できますので、速く加速するには外から大きな力を受けるか、軽くなればいい、ということがわかります。
一見当たり前のように思えますが、とても重要な事です。
つまり、人間はどこか外からの力をもらわないと加速できないのです。
 
では、どこから力をもらうのでしょうか。
それは地面であり、地球です。
不思議なように感じますが、歩いているとき、走っているとき、人間は地面から押されながら進んでいるのです。
(地面のない宇宙空間では、いくら足を動かしても前に進めません。)
 
より速く走るためには、より大きな力を地面から受ける必要があります。
では、どうすれば大きな力を地面から受けられるのでしょうか。
それは、こちらが大きな力を地面に与えてやればいいのです。
 
ボールを地面で弾ませるとき、より高く弾ませるにはどうすればいいでしょうか。
より強く地面に投げつけた方がいいですね。
それと同じように、大きな力を地面に加えると、同じだけの力を地面からもらうことができるのです(作用反作用の法則)。
 
大きな力を地面に加えるためには、重心の真下に接地して全体重を接地点に乗せることが必要です。
でも実は、さらに大きな力を地面に加える方法があります。
 
自分が体重計に乗っているところを想像してください。
その状態で、体や足は動かさずに、腕だけを動かして体重計の針を重い方へ振らせることができるでしょうか。
どんな腕の動きが一番体重計の針を振らせられるか想像してみてください。
その動きを走りの中でできれば、より大きな力を地面に加えることができるはずです。
大切なのはタイミングです。
足の接地とこの腕の動きが一致して、初めて大きな力を地面に加えることができます。
 
そこでジャンプと腕の動きによって、より大きな力を地面に加える練習として、ミニハードルジャンプを行いました。
体が真っすぐになって、腕と接地のタイミングがぴったり合えば、大きく弾んでミニハードルを越えることができます。
 
最後に、地面に大きな力を加えることを意識して、50mを4本走りました。
連続で走るのではなく、しっかり疲れをとってから、1本1本集中して走りました。

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