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かけっこ練習ノート

毎週子どもたちとかけっこ練習しています。
最近は人数も増えて、小学1年から4年生までの7人くらい。
ウォーミングアップとしてやっているドロケイは、公園にいる6年生たちや練習に来てくれる保護者の方々も参加して、総勢15人くらい。
毎回30分くらいの練習です。

(かけっこ練習に対する思いはこちらの記事を見てください。)

そんな練習の後には練習ノートを書いています。
メンバーとの情報共有が目的です。
その練習ノートを、個人情報は伏せたうえでブログで公開していこうと思います。
オープンにすることで、練習方法や考え方に対してみなさんの忌憚ない意見をいただき、ブラシュアップできればと思い。
ですので、どしどしご意見いただけると嬉しいです。

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10月1日(木)

ウォーミングアップのドロケイは、大人 vs 子供の3回戦。
子どもたちは大人から逃げるのがうまくなっていて、どろけい終了時点で大人がばてばて(笑)。

今日の練習はこんな絵から始めました。

どっちが速い?


前傾姿勢で速そうに走る忍者と、直立姿勢で走るおじさん。
どちらが速そうですか?
みんなの答えはもちろん、忍者!
と思ったのですが、意外にもおじさん、と答える子もいたり。
みんないろいろな意見を言ってくれました。

実際に忍者のような前傾姿勢を真似してみんなで走ってみました。
さあ、どう感じたでしょう。
むり~、つらい~、などなど。

僕の考えは、状況によってどちらも正解であり、間違い。
正確には、最初の加速区間(20-30mくらい)は忍者の前傾姿勢、でもそれ以降はおじさんの安定した姿勢がいいと思うのです。
要は「前傾姿勢 = バランスを前に崩して加速する」ことと「直立姿勢 = 地面から垂直に力をがっつりもらう」ことをきちんと切り替えられるかがポイントだと思うのです。

スピードが上がらない子を見ると、ずっと前傾姿勢で走っていることがあります。
僕らは漫画などのイメージから、前傾姿勢の方が速そう、と考えがちです。
それに、前傾姿勢の方が〝がんばって〟いるように見えます。
なので、つい前傾姿勢を保ったまま走ってしまうのだと思います。

でも、「前傾姿勢 = バランスを前に崩す」区間というのは加速している時だけです。
その後のスピードを維持する区間で前傾になっていると、地面からもらった力を体で受け取れず、推進力が全然生まれません。
なので、頑張っている割にスピードが出ないのです。

前傾姿勢については、速い子でも陥りがちな罠があります。
それはゴールの手前や、ライバルと競っているとき。
スピードを上げようとして、つい力んで前傾姿勢をとってしまいがちです。
そして失速してしまう…。
そんな時こそ、地面から力を一番もらえる姿勢と動きを思い出して、一歩一歩冷静に走ることが大切だと思います。

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