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2024年 刺さった本

恒例の「今年心に刺さった本」の紹介です。仕事柄、子育てや教育関連の本を多く読みますが、今年は発達障害や「居場所」に関する本にも触れる機会が多くありました。また、ホームページ作成のためにWordPressやInstagramに関する本も読み、選挙の年ということもあり政治関連の本も手に取りました。その中でも特に印象に残った5冊を紹介します。



日本人の9割が知らない遺伝の真実 
安藤寿康

「遺伝」「家庭環境」「それ以外の要素」
この3つがどれくらいの割合でその人の性格や学力、才能に影響しているのか、研究結果に基づいて解説しています。
「遺伝で決まっている」と言ってしまうのはタブーに感じますが、その前提を受け入れた上で、いかにそれを前向きに利用していくか。
子育ての前に読んでおくと、心が少し楽になるかもしれない本です。

DIE WITH ZERO 
ビル・パーキンス

人生の目的は「富の最大化」ではなく、「思い出の最大化」という新しい価値観を提案してくれた一冊。
年収を上げるゲームよりも、今しかできないことに投資しよう、というスタイルです。
人生の指針として刺さりました。

成瀬は天下を取りにいく
成瀬は信じた道をいく 
宮島未奈


ある個性的な女性をさまざまな視点から描いた物語が、こんなにも清々しく元気をもらえるとは。
なんでもチャレンジして、それを経験(思い出)に変えていく成瀬の姿は『DIE WITH ZERO』の理念に通じるものを感じました。
自分も何か挑戦したくなる本です。

「生きづらさ」を聴く 不登校・ひきこもりと当事者研究のエスノグラフィ 
貴戸理恵


「居場所」の役割について深く考えさせられる一冊。
単に居場所を作ればいい、という単純なものではない。
答えやマニュアルがあるわけでもない。
もがき、考え続けながら居場所を続けていくことが、きっと誰かのためになっている、と思いました。

非営利組織の経営 
P.F.ドラッカー


会社員時代に一度読んだことがありましたが、今の立場で改めて読むと、より深く刺さる内容でした。
非営利組織にとって特に大切なのは「ミッション」と「ボランティア」。
そして、自分たちが「何によって覚えられたいか」を問い続けること。

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