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かけっこ練習ノート – 土手ダッシュ

3月2日(木)
 
今日は4年生が9人も来てくれました。
今の6年生の代の人数を他学年の代が抜くのは、ダッシュ史上初めての事です。
それくらい今の6年生の貢献度が高かったのですが、今日は大きな節目にも思います。
6年生の残り僅かな時間で伝えたい事と、これからチームを支える4,5年生とやっていきたいこと。
このバランスを意識しながら進めていきたいと思います。
 
今日は鶴見川の土手に行きました。
 
まずはコーディネーショントレーニング。
これを始めた頃には、難しい!これ嫌だ!と言っていた子が、すいすいと楽しそうにできるようになっていました。
さすが神経系が伸び盛りのゴールデンエイジ!
 
土手に来たのは、坂ダッシュをするためです。
でも、坂による高負荷で体力や筋力をつけるのが目的ではありません。
スタートダッシュの練習が目的です。
 
野球でもサッカーでもバスケでもテニスでも、止まっている状態から爆発的に加速できることは大きな武器になります。
そのためには、体重移動や姿勢、足の出し方、切り返しのスピードなど、いろいろな要素があるのですが、それをいっぺんに練習できるのが坂での練習です。
 
まずは、止まった状態から一歩だけを踏み出す練習から。
足を速く大きく前に「ダッ」出す動作です。
最初は小さい動きだった子も、繰り返すうちにダイナミックな動きになってきました。
 
それができてきたら、次は二歩に増やしてみます。
一歩のときと同じように、速さと大きさ意識して「イチッニッ」と。
 
そして、その二歩の動きを繰り返す事で土手の上まで駆け上がります。
「イチッニッサンッシッ…」と一気に行きたいところですが、途中で疲れてくると、体が起き上がって足の動きが遅く小さくなりがちです。
そこを何とか「速く」「大きく」を意識して上ります。
これがスタートで爆発的な力を生む姿勢や動きのトレーニングになります。
 
これを5本繰り返した後、この動きを意識して平地でも走りました。
 
練習後、解散した後にミニハードルを並べて腿上げやジャンプをしている子がいました。
遊びとトレーニングを一緒にやっている感じです。
それを見た他の子も加わり、僕も加わり、ひたすらにいろんな動きを繰り返しました。
終わったときにはへとへとです。
でも、言われてやるのではなく、遊びの一環としてやっていると、こんなにも楽しく集中してできるものかと、改めて感じました。

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