9月16日(月)鈴々舎美馬 ネタ下ろしひとり会(なかの芸能小劇場)
美馬さんのネタ下ろしひとり会、なかの芸能小劇場での開催は今回で最後。次回11月からはキャパシティが倍の日本橋社会教育会館での開催となる。
美馬 エステサロン1・3
美馬さんがエステサロン店員だった時分に、次長からアドバイスを受けたエピソードをマクラに降る。
自作の新作落語三部作のうち、1と3をコンパクトにまとめた。
1は相模原のエステサロンに入ってきた恐怖の新人・愛(本人曰く「ラブ」と読む)ちゃんと次長の対話。
3は相模原店店長に上り詰めたラブちゃんの成長のおはなし。
新人の頃は「蠱毒(こどく)」だの「処女の血」だのと不穏な発言をして次長を震撼させていたラブちゃんが店長に昇進!不穏なトコロは残しつつ、成長したラブ店長に目を細める。次長・ラブちゃん・レディース上がりの店員のやりとりが楽しい。昭和・平成・令和の文化論にもなっている。
美馬 だくだく
本日のネタ下ろし。柳家小満ん師から習った。小満ん師は多くの若手落語家に稽古をつけているそうな。小満ん師とパンケーキを食べた心温まるエピソード。
習ったどおりの『だくだく』という感じ。これから美馬風にアレンジして寄席にもかけるのでしょう。
ー仲入りー
美馬 死神婆
柳亭こみち師による『死神』改作。NHK新人落語大賞用に約11分で。タテマエとかじゃなく生命の大切さを説く。
美馬 午後の保健室
柳家喬太郎作。様々な理由で保健室に集まってくる男女。映像化不可能の新作落語。美馬さんはLGBTQに配慮し、あるキャラクターを登場させた。これ以上の説明はネタバレになるため控える。随所にきょんテイストを残しつつ、ちゃんと美馬落語になっている。美馬さんには同じ喬太郎作の『諜報員メアリー』を演ってほしい。
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