2月23日(木)三遊亭律歌独演会@池袋演芸場
律歌・柳朝「トーク」
※浅草演芸ホールで行われていた五代目春風亭柳朝追善興行の話などを話す。
柳朝師の若い頃、池袋演芸場での「二ツ目勉強会」に志ん朝師や小三治師が来た時は緊張したそうだ。志ん朝師は事細かに教えてくれる。反対に小三治師は禅問答のようで、「お前はこの噺をどんな了見で演っているんだ?」と問われたという。技術が大事か了見(肚といってもいい)が大事かといったところだろうか?
枝平「寄合酒」
律歌「唖の釣り」
※先日「連律」でも演った演目。
律歌師の与太郎が可愛い。大きな瞳が与太郎のイノセントを表現している。 過剰でも不足でもない適度な与太郎(どんな与太郎だよ⁉)。
後半の七兵衛はオットセイのようなうめき声とパントマイムで笑わせる。場内爆笑のうちに仲入りへ。
ー仲入りー
柳朝「井戸の茶碗」
※清廉な人々の噺を飄々と語る。
律歌「厩火事」
※手に職を持ち、旦那より6歳年上のお崎さんの苦悩をよく表している。仲人に旦那の悪口を言っていた彼女が、「そうだそうだ別れちまいな」と言われるや一転、旦那の擁護にまわる。憎悪と愛情は紙一重。惚れた女の可愛さ、弱さ。
ラスト近く、新さんとお崎さんの会話。
お崎「お前さん、アタシとおまんまが食べたいかい?」
新吉「食べてえに決まってるじゃねえか」
お崎「なんとなくモロコシ🌽」