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2月25日(日)末廣亭2月下席昼の部
辰むめ 寿限無
小はだ たけのこ
三朝 磯の鮑
にゃん子・金魚 漫才
おなじみ・ゴリラのモノマネの前にお客様からバナナが手渡される。金魚さんアグラをかいて食べる。
つくし 十低の男
菊太楼 親子酒
新作のあとは安定の一席。手堅く1点を取りにゆく。
アサダⅡ世 奇術
白酒 ざるや
燕路 やかんなめ
橘之助 浮世節
『どんどん節』、『一丁入り』(古今亭志ん生出囃子)、『老松』(古今亭志ん朝出囃子)、『序の舞』(五代目柳家小さん出囃子)、『両国風景』。
志ん輔 夕立勘五郎
五街道雲助師がよくかける『新三十石』の元ネタはこちら。志ん輔師が「パッパカパ」と言いながら頬を揺らすのがおかしい。
権太楼 無精床
無精というより、乱暴な床屋と気の毒な客のやりとりに笑いが波打つ。
ー仲入りー
つる子 やかん
ニセ講釈が楽しい。
たにし 漫才
文菊 権助提灯
文蔵 時そば
二人目のそば屋の屋号が「車のそばに人が倒れていて当たり屋」そっちの当たり屋かよ!
翁家社中 太神楽
こみち 女寝床(寝床〜おかみさん篇〜)
トリネタがなかなか決められないので、『死神婆』、『女寝床』、『妻の酒』の中からお客様の拍手の大きさで決める事となる。だが、大きさがどれも同じくらいで決められない。こみち師匠、悩んでいると私服の文蔵師が乱入し、『女寝床』を演る事になる。
さる大店のおかみさん・節子は義太夫が好きでご近所さんや店の者の前で演じて迷惑がられている。ある日、義太夫の会を催す事になり、旦那は番頭に誰が来るのか尋ねる。5人しか来ないと聞いたおかみさんはへそを曲げ、会をやめ里へ帰るという。ほとほと困り果てた旦那に女中頭のお清は自分が説得すると言う。
お清がおかみさんを説得する場面は泣かせどころである。おかみさんが翻意し、会をやることになる。女中4人が立ち上がり、ご近所さんを誘ってまわる場面は笑わせどころである。
やがて地獄のような会が始まる。おかみさんの義太夫を聞きながら破水するもの、臨死体験するもの、阿鼻叫喚の図となる。
最後に意外な人物があの科白を言ってサゲとなる。
柳亭こみちを女性落語中興の祖と呼んで差し支えあるまい。