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2月20日(月)連律@神田連雀亭

律歌・佑輔「トーク」
※前座時代の話や現師匠・志ん輔師の名前は出たが、前師匠の名前は出ず。
 入門の経緯は、アメリカ留学時、周りの学生は愛国心が高く、自国の事について知っている人が多い。だが、日本人は愛国心が低く自国のことを知らない。恥ずかしく思い、帰国後、あらゆる伝統文化に触れてみた。着物の着付けや北辰一刀流などを習ったが、友人に誘われて寄席に行ったことが決め手となった。
律歌「堀の内」
※信じられない程粗忽な人が堀の内の御祖師様(妙法寺)に粗忽を治しに行く噺。律歌師の描く夫婦像はほのぼのしていてユーモラスだ。

 南妙法蓮華経、南妙法蓮華経、ドンツクドンツク

 後半、旦那が金坊と間違えて女房をおんぶする。
「そりゃアタシだよ」
 律歌師匠をおんぶしたい。
佑輔「しの字ぎらい」
※「『堀の内』を浄土真宗の寺でやってしまい、えらい目ににあった事があります」

 ナンパされた話をマクラに。

「太宰が好きな奴は大体ヤバい奴です」

 「しの字ぎらい」といえば三三師が思い浮かぶが、佑輔さんのもいい。九蔵を極端に田舎者として演じない。大げさな田舎言葉にしないところが良い。旦那と九蔵の攻防戦にクスッと笑ってしまう。
ー仲入りー
律歌「唖の釣り」
※彼女が演じる与太郎が可愛い。大きな瞳が与太郎のあどけなさを良く映している。
 後半は七兵衛が主役となる。唖のフリをし、手振りとうめき声で意思を表すが、役人が一回聞いた(見た)だけで理解してしまうのがおかしい。
 彼女の多彩な表情にすっかり魅了された。

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