6月21日(水)つる子の赤坂の夜は更けて@赤坂会館 6階稽古場
つる子『お菊の皿』
とある落語会で司会者に「26歳」と紹介されたエピソードなどをマクラに。実年齢は公表されたが、ここでは秘密。それにしてもワタシとは一廻りくらい違うのね。
お得意の一席。通常は若い衆がご隠居の家に来て「皿屋敷」の事を聞くくだりから入るが、つる子さんは最初は「地の文」で説明して、実際にお菊を見に行く場面から会話となる。
「綺麗なオンナなら生きてても死んでてもイイ」
という科白がおかしい。
徐々にクサくなっていくお菊を大げさに演じて、爆笑を呼ぶ。
つる子『JOMO』
※先日の池袋演芸場での『二つ目勉強会』でもかけたという新作落語。
上毛高校に入学した、みなみ(ン?どこかで聞いた名前だな)はかるた部に入門する。だが、そこで扱われていたのは「百人一首」ではなく、「上毛かるた」だった。全国大会に向けて、特訓の日々が始まる。大会当日、みなみ達は決勝まで進むが、部長が怪我をしてしまい…。
特訓の思い出を声を出さずにパントマイムで表現する、その時、三味線のお姉さんがGREEENの「キセキ」を演奏する。バカバカしくもおかしい場面。
決勝では白熱の戦いをスローモーションで。私はくだらない(褒め言葉です)事を大真面目にやる人を尊敬する。
ー仲入りー
つる子『鴻池の犬』
師匠·正蔵宅の飼い犬とのエピソードをマクラに。
桂米朝師の十八番。東京では柳家さん喬師のものが好きだ。
つる子さんの定吉が可愛い。彼女が演る子供は可愛くて、どこか哀しげだ。
通常は「ぼんにおしっこさせてた」でサゲるところを、つる子さんは「その先」を提示した。で、みんなハッピーになって、めでたしめでたし。
こじんまりとした親密な空間で、カラフルな林家つる子を堪能した。
ところでオフィスエムズの加藤さんって、太鼓叩けるのね。