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1月21日(土)清瀬けやき亭落語応援会 そうだ じゅげむ きこう 柳亭こみち独演会@清瀬けやきホール 大ホール

松ぼっくり「まんじゅう怖い」
こみち「壺算ー大阪のおばちゃん編ー」
※黄色の派手な晴れ着で登場する。洗濯機にサランラップ(こみち家ではクレラップ)を入れてしまった失敗談をマクラに語る。
 本来、「壺算」は兄弟分2人が主役であるが、こみち師はネギシ・リツコという強烈なキャラクターを登場させる。値切りのコツは気魄という大阪出身の彼女が道具屋を相手に頭脳戦を展開する。
 こみち師のこの噺は何度も聴いているが、ネギシ・リツコというキャラクターがどんどん濃くなっていく。彼女の「続編」を聴きたい。
こみち「蚤のかっぽれ」
※蚤が主役の軽い噺。蚤の母子の会話がユーモラスである。後半はお客さんの手拍子でこみちさんが「かっぽれ」を歌い踊る。座布団の上を360度回転したりなんかする。あっさりとしたサゲもよい。
〽沖の暗いのに白帆が見ゆる あれは紀の国みかん船
ー仲入りー
こみち「御神酒徳利」
※黄色い袴に着替えて再登場。
 前座から今日まで「柳亭こみち」の名前は変わっていないが、二ツ目・真打の昇進時に変える話もあったが、変えずじまいであった。大師匠・小三治の意向もあったらしい。
 もう松はとっくに明けているが、おめでたい一席。
 大家の番頭・善六が多くの偶然というか僥倖に助けられ、3つの「奇蹟」を巻き起こす。
 こみち師、登場人物の名前を間違えたり、道中付けをつっかえたりしたものの、小気味よくこの噺をまとめた。善六の枕元に現れた新羽屋稲荷が狐のポーズで「コンコンコーン」という件は途轍もなくカワイイ🦊
 今日決めた。柳亭こみち師は女流落語家の…いやいや、全ての落語家の中でのトップランナーである。
 
 
 

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