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障害者だけの劇団「劇団SEW」でインプロ稽古をして考えたこと

劇団SEWの紹介はこちら
https://sewproject.net
昨年から少しずつインプロの稽古をしているみんなと、久しぶりの再会。
会場に入ると、「あ!覚えてる〜!」「名前忘れた!」とにぎやかに迎えてくれて、ひと安心しました。
今回の稽古を通じて感じたことを忘れないように、ここに書き留めておきます。

「できなきゃダメ」というマインドを変える(自分に対して)

今回の稽古を考える中で、ふと、自分が「みんなの“できること”を探している」ことに気づきました。
それはつまり、無意識のうちに「できなきゃダメなんだ」という考えに縛られていたということ。

いろいろな違いがあるからこそ、
「こんなワークを試してみよう」
「できるかな? やり方は理解できるだろうか?」
「難しいかも?」
と、つい先回りして考えてしまう。
でも、それは失敗を取り除こうとしているだけではないか? と思いました。

「感じたことや思ったことを、自由に表現していい。」
「失敗しても、うまくいかなくても大丈夫。」
「やり直せばいい。」

大切なのは、思い切って表現してみて、何が起きるかを一緒に経験すること。
だから、もし「できない」と感じることがあったら、やり方を変えてみればいい。
伝え方が違ったのかもしれない。
同じ説明で伝わらなければ、実際にやって見せたり、ジェスチャーを使ったり、一緒にやったりすればいい。

「やったことのないこと」「未知のこと」にチャレンジできるように(やりたいと思えるように)、経験を共にする。
そんなことを考えながら、今回の稽古を行いました。

テーマは「伝える演技」

ワークの内容が難しそうでも、とにかくやってみる。
やり方が理解できないなら、実際にやって見せる。
すると、「わからない」と伝えてくれた人も、次のターンではスッとやり始めたりして、驚かされる場面がありました。

今年も不定期ではありますが、継続して関わっていきます。
今回の稽古も、自分にとって大切な時間になりました。

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