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子供たちに芽生えはじめたリーダーシップや仲間意識
昨日も無事にラグビースクールの活動が終わりました。
前期の練習は、残すところ来週の1回のみ。
うちのラグビースクールは、7月と8月は、夏期休暇的に活動がないので、9月までのんびりできます。
さて、小学生も2年生になってくると、子供たちにも仲間意識やリーダーシップが芽生えてきます。
ちなみに大人側は、特別に「仲間を大事にしろ」とか「面倒を見ろ」みたいなことは言っていないので、子供たちの自主的な行動です。
これは過去3年、小2チームを見てきて共通する部分で、子供とはいえ、20、30人集まれば、自然と秩序や役割が出てきたり、いじけていたり、元気がない子がいれば、子供側からもフォローしようとする子が出てきます。
今週は入ったばっかりながら、意欲的に練習に取り組む子が、「ちゃんと話を聞こうぜ」
と落ち着きがない子たちを優しく促すシーンがあったり、いつもはちょっとヤンチャな子が、プレーがうまくできず苛立っている子を、ちょいちょい気にかけ、クールダウンさせたりと、チームとしての連帯感のようなものが生まれつつあることに気づきました。
こういう気づきは、ラグビーが上達してくれること以上に嬉しかったりします。もちろんラグビーが上達してくれるのは嬉しいですが、これからどんなスポーツ、集団に属するようになっても貴重な体験になるからです。
そんな和やかな空気を維持するために大人側は何ができるのかと考えると、心理的な安全性が高い場にしていくことなのかもしれません。
誰かを責める空気感、ミスを怒鳴りつける空気感、有無を言わさず言うことを聞かせる空気感ではなく、いい点に気付き褒め、ミスの指摘&注意よりもチャレンジしたことを讃え、子供たちからの呼びかけにしっかりと耳を傾ける。
当たり前のことだったりもしますが、その積み重ねが大事になるのかもしれません。
ちなみに昨日は練習後に、「今日は父の日じゃん、だから最後の試合でトライできたのがすごく嬉しかったんだ」と生徒の一人から報告されました。
さらにその会話を聞いていた別の子からは、「トライはできなかったけど、コーチに褒められるプレーをしたから、パパに報告するんだ」など、「うんうん」と頷きながら父の日話で盛り上がりました。
今年のチームも、これからの成長が楽しみです。