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【ワインの記録】Bonnes Mares Grand Cru, 1982, Domaine Louis Jadot

概要

生産地:フランス・ブルゴーニュ地方(AC Bonnes Mares Grand Cru)
生産者:Domaine Louis Jadot
ヴィンテージ:1982年(筆者と同い年のワインです)
品種:ピノ・ノワール
価格:174ユーロ(←お値打ちじゃないですか!?)
開けた日:2023年5月6日
買ったお店:Vinotheque du Leman(ジュネーブ近郊のフランスのフェルネーという町にあるワインショップです。お値段も妥当でワインのセレクションも好みなので愛用しています。)

Bonnes Mares Grand Cru, 1982, Domaine Louis Jadot

外観

オレンジがかった薄いガーネット。熟成が進んだことがはっきりわかる色調。粘性は中程度。液体は透明感があり、健全に熟成している。

これほど古いヴィンテージのワインを抜栓するのは初めてで、途中でコルクを折ってしまいました。

香り

(1日目)きのこ、腐葉土、ブランデー、紹興酒、ドライいちじく、アールグレイ、かすかな焦げ臭。温度が上がるとドライフルーツのような甘い香りがぐっと開いてくる。
(2日目)紅茶の茶葉のような乾いた印象が加わる。針葉樹林やすみれの花のような爽やかなニュアンスも感じられる。

味わい

(1日目)まだはっきりとした酸味が感じられる。タンニンは非常に滑らかだが収斂感はある。ぶどうの果実味はヴィンテージの古いポルトのような味わいに変化している。すでに厚みは感じられないが、余韻にブランデーのような香りと味が続く。
(2日目)前日よりもイチジクのような果実味が強く感じられる。澱が少なめで最後まで透明感のある味わいが感じられました。

澱は少なめで、ボトルのほぼ最後まで飲めました。

ボンヌ・マールについて

下層土は石灰岩と白い泥灰土の岩盤。かなり軽く、砂利まじりの褐色や赤みを帯びた粘土珪質岩が40cm ある。斜面はゆるやか。1億5千年前のジュラ期の地層。Bonnes-Mares はリッチでオイリー、ボディがあり、たくましい。骨組がしっかりしたストラクチャーである。フローラルというよりコクがあり、ときには少々野性的。長熟タイプで30年から50年寝かせられる。愛好家は Morey にあるグラン・クリュと Chambolle にあるグラン・クリュのニュアンスの違いを論じ合う。実際はどちらも、まろやかでエレガント、同じくらい力強いがタンニンはそれほど強くない。アロマはスミレ、腐植土、森の下草である。

参考ホームページ

ドメーヌについて

超有名な生産者ですので、ワイングロッサリーのリンクを貼っておきます。ボーヌのラ・サブリエール醸造所は2018年に訪問する機会に恵まれましたが、非常に近代的で清潔な設備でした。


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