旅の記:2023年10月のツアー㉝稲村神社(茨城県常陸太田市)
【旅の記:2023年10月のツアー㉝稲村神社】
佐竹寺の近くに鎮座するのは稲村神社。ご祭神はニギハヤヒと天地開闢の神々11柱。常陸国北中部である久自国を支配した国造の本拠地であったとされる。社殿では成務天皇の時代に船瀬足尼命という人が初代国造に任命され、饒速日命(ニギハヤヒノミコト)を祀ったという。その際に7面の神鏡が祀られたので七代天神と称したとされ、ヤマトタケルが東征の際にこの地に天地開闢の天神七代を祀ったとも伝わる。実際に当社の周りには梵天山古墳群があり、これを船瀬足尼命の墓とする伝承があるそうです。
国史では嘉祥2年(849年)に「稲村神」に関する記載があり、その後、幾度か神階が与えられ昇叙されている。(ただし、稲村神には他に論社あり)
元禄4年(1691年)徳川光圀が天神林村を訪れた際に、当寺「七代天神」と称していた7塚を一社にするよに諭し(寺社改革によるものでしょうか)、元禄6年に現在の地に社殿を建てて合祀したという。
明治に入ってから式内社の稲村神社に比定され、七代天神社から社名を改めた。
社宝には光圀公直筆の扁額があるそうです。御朱印は天志良波神社でいただけるそうですが、時間がなく。。
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