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オーストラリアと日本の飲食店の違い

はじめに

5/20にefoo(イフー)を創業し、7/1から数店舗の飲食店の方々に協力いただきサービスの仮説検証を開始いたしました!

飲食店の業務のIT化に興味のある方とぜひ色々とお話させていただきたいので気軽にtwitter(@Atsuhsi_13)にDMください。

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オーストラリアと日本の両方で飲食店の責任者を経験して、オーストラリアの飲食店と日本の飲食店の違いについて書いていこうと思います。

オーストラリアの飲食業界の特徴

いろいろな国の人が集まっているため、食材も多種多様にありレストラン自体も多様性に溢れています。
個人的には雇われの料理人にとってはすごく働きやすく住みやすい国だと思います。
当然働くスタッフも多国籍になりやすいためお互いの国の文化や価値観を尊重しながら働く必要があります。

オーストラリアには柔軟な考え方のお店が多く、コロナ以前からもデリバリーやテイクアウトもあたり前のように行っていました。

チップ制の存在

オーストラリアでは、チップを払うこと自体義務では無いがレジのところにチップを入れるケースや袋を置いているお店が多いです。
実際、僕の働いていたお店でもチップ入れを設置しており、意外と入れて下さる方がおり月で数万円になることもあり、スタッフの誕生日のプレゼント代などにあてていました。

チップはお客さんからのサービスへの満足度の意思表示でもあるためスタッフのモチベーション向上にもなっていました。

スタッフが多国籍であることの難しさ

僕がオーストラリアで最後に働いたお店は、日本人が僕ともう1人、韓国人、台湾人、オーストラリア人など様々な国籍の方が働いていました。
自分の仕事が終わっていなくても帰宅していったり、いつも仕事にきっちりこなかったり。

上記の例えは極端な例ですが、どこまで尊重すべきかを推し量るのにとても苦労しました。
文化が違うもの同士が共に働くことはすごく難しいです。

日本人は真面目な人が多くある程度任せられる人が多いため、仕事が属人的になりやすい一方で、外国では属人的に仕事を回すと言うよりはしっかり仕組み化して組織として回る状態を作ることを意識している飲食店が多いように思いました。

客単価や食事にかける時間の違い

オーストラリアは日本に比べ、食事代が高いです。
食事にかける時間も長く、お客さんはゆっくりお酒や会話を楽しみながらご飯を食べるため食事にかける額も多いです。
商品毎の単価も高い傾向にありました。
例えば、ラーメン:1500円〜2000円でも当たり前と言う感じです。
飲食店の相場で言うと、日本で食べるクオリティの物が1.5〜2倍の値段で食べられるというイメージです。

その分料理人やサービスマンの給与水準も日本に比べて高くなっていました。
ヘッドシェフクラスで普通の求人で最低でも年収700万円〜と言う感じでした。

仕入れの方法や業者など

オーストラリアでの発注や業者とのやりとりはほとんど日本と変わりません。
ただ日本に比べて対応が雑で、食材も発注した量と違う、物が違うと言うことも多々ありました。
日本クオリティは本当にすごいと心底感じました。(汗)

営業時間の差

オーストラリアでは夜中にやっている飲食店はほとんどありません。
あるとしても韓国人経営のお店がほとんどです。

コンビニですら夜は閉めている、もしくはチャイムを鳴らさないと開けてくれないところがほとんどです。

最後に

文化、教育、制度や環境、様々な要因が異なるため一概に日本、オーストラリアどちらが良いと優劣は付けられませんが、一つ言えるのは日本で働いている料理人は海外で修行する経験を積んだ方が良いです。(今はコロナで難しいですが)

日本の飲食店の環境(良いところも悪いところも)を客観的に捉えられるようになるし、視野が広がります。

是非コロナが落ち着いた際は海外でのキャリア構築も視野に入れてみてください!

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