伝統工芸は『人間が介在する価値』を提供できないと滅びる説
こんばんは。
ハイブリッド職人の木村あつしです。
こんなツイートをしました。
そしたら、こんなリプをいただきました。
これに対して、どう思うか。
ちょっと書きとめていきます。
伝統工芸の職人なんて人件費の無駄でしかない
伝統工芸の職人も人件費の無駄だと思います。
例えば伊勢型紙の職人に対する機械的なものであれば、プリントや写真版といったものがあります。
「伊勢型紙写し」と書いてある反物は全てプリントになります。
でも型紙で染めているものと見分けつかないですよね?
また写真版で染める浴衣や手ぬぐいも型紙で染めたものと変わりません。
そしてこれらは型紙で染めるより、安く手に入ります。
要するに伊勢型紙職人が介在するより、機械で作ったほうが早いし、安いので、機械のメリットがとても高いんです。
それこそ人件費の無駄です
「いや、型紙で染めたものは立体的に染まるんだ」
「いや、型紙で染めたものは味が出るんだ」
とか言われそうですが…
ぱっと見でわからないような差は、一般の人にはわからないので、そこで差別化しても…
と思います。
打破できるのは平成の職人
となると…
もう伝統工芸なんていらないんですよね。
グラフはwikiからですが、どんどん生産数が下がっています。
こんなグラフを見なくても、伝統工芸のほとんどが衰退産業になっていることからもわかるかと思います。
もういらないんです…
あぁ〜もういらないのか〜
ならもう俺らの世代で閉めようか〜
と思うのは昭和の職人です。
ここから何か突破口を見出していくのが平成、令和の職人です!!
どんな付加価値をつければいいのか?
職人が介在することでどんな価値が出てくるのか?
そこをしっかり考えて、情報発信していき、リブランディングしていく。
これが僕たち若手に課せられた使命なのではないでしょうか?