答えが出るのは自分が死んでから
こんばんは。
ハイブリッド職人の木村あつしです。
たまに、
『自分がやっていることは正解なのかな?』
と思うことがありますが、あまり気にしなくていいのかな?
と思うこともあったので、書きとめます。
テラコヤ伊勢型紙を開業して2年…
伊勢型紙って1200年前からあるんですよね。(諸説あり)
そんな歴史のある伝統工芸に対して、自分が何ができているのか…
本当に自分がやっているのが正解なのか…
と、思うことがありました。
そりゃあ人間国宝が出ている伝統工芸だし、日本に14しかない重要無形文化財の一つだし…
みたいなことを考えると、ちょっと物怖じすることも昔はありました。
でもそんなこと考えなくていいんですよね。
1200年のうちの2年だけ
よく考えたら、1200年のうちの2年しか、テラコヤ伊勢型紙は存在してないんですよね。
1/600しか影響がないんです。
そんな微々たるもので、業界に何かできているのか?自分がやっていることが正解なのか?みたいなことを考えるなんておこがましいぐらいだと思います。
答えが出るのは自分が死んでから
一つの業界を、それも1200年もの歴史があるものを2年でどうにかできるなんておかしいんです。
そして、答えが出るのは自分が死んでからだと思ってます。
死んでから、その業界の人たちから
「あの人が変えてくれてよかったね」
っていう言葉が出れば、正解だった。
という話なんだと思います。
ベテランの職人から白い目で見られるかもしれませんが、とりあえずはなんでも挑戦するのが平成の職人に必要なことなのかなと思います。