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2020年の決意!
あけましておめでとうございます!
新年はインフルエンザと共にスタートしたが、人生初のインフルエンザ体験ということでポジティブに捉えている。
さて、今年のテーマは「永遠に続く今を全力で生きぬく」
この言葉は社会起業家の田坂広志さんの言葉から引用。
2019年は挑戦の年としてただガムシャラに動いていた。得るものは本当に多かった。
しかし正直自分の中で納得のいく結果ではなかった。
そんな時に田坂さんの言葉に出会った。
多くの人は逆境を乗り越えられない。それはその逆境が大きすぎるからでも、自分の力不足でもない。それまでの過去を後悔し、未来を悲観することにエネルギーを消費してしまうからだ。人は死ぬまで生きている。過去はない。未来もない。あるのは永遠に続く今だけだ。今を生きろ。
これまでは自分自身に対する焦燥感でエネルギーを消費していた。
大きなビジョンを掲げて「絶対にできる!」と言い、そこまで最速でジャンプする方法を考えることに全力だった。
しかし、そうではなく今年はそのビジョンのためにまず、物事をドライブすることに集中して、大きなビジョンを成し遂げるための資産を貯めていく。
そこでいくつか2020年の意思決定をした。それをここで宣言したいと思う。
※2800文字と長くなりますがご了承ください
1. 自分の足で立つ
2. 焦燥感を感じないカメになる
3. プロダクトではなく会社を強くする
4. 何でも試す
5. 救いたい人を救う
6. 逆境から学ぶ
1. 自分の足で立つ
言葉の通り、2020年は外部資本などに頼らず、自分たちで自立できる形を作る。
スタートアップはエクイティファイナンスをして、赤字から爆速で指数関数的に成長できるマイルストーンを組む。
しかし、スピード感という言葉の煽りによって大事な会社を育てるということ、自立できる状態であることが後回しになる。
大事なのはRutenをサスティナブルな企業にすること。そのことに集中したい!チームやステークホルダーを最優先とする意思決定を取る!そういった想いで決めた。
2. 焦燥感を感じないカメになる
カメになるというのは、ウサギとカメの"亀"になるということ。さっきの話の続きでもあるが、スピード感に焦らない。
2019年はビジョンを成し遂げるためにサテライトオフィス事業をどうにかしようと考えてきた。
しかし、この市場はwework同様、大きなポテンシャルを秘めているので長期戦であり、参入には圧倒的な力が必要になる。
これまでは素手で鬼と戦っていた感じだった。
なので一見遠回りのように見える回り道をして、今年は確実に力を付けることに集中しようと決めた。
のろまな亀でもいい、最後に達成できるなら。
3. プロダクトではなく会社を強くする
"結局何がしたいのか" に戻ってみた。
僕が成し遂げたいことは社会的弱者を救うことと、恩送りを循環させることだ。
そのためにRutenを立ち上げ、そのビジョンにチームが集まってきた。
でも力のない者のビジョンはただのノイズでしかないというのも事実だ。
そんな僕たちがこの一年を使ってやるべきことはビジョンを成し遂げるための社会的な力をつけること。
それはプロダクトの価値を高めるという意味ではなく、Ruten自身が強くなる必要がある。
ビジョナリーカンパニーの中でも「企業そのものが究極の作品である」というように、プロダクトはあくまでも手段で、企業として価値を見出していく必要がある。
Rutenは志の高いメンバーが集まり、チームのエモーショナル・エクイティも高い。
エモーショナル・エクイティ(感情的資産)
そこで働くスタッフ、顧客などがその企業に対して抱いているポジティブな感情の量。
ビジョンを成し遂げるため、エモーショナル・エクイティや資本力、社会的信用などを今年で構築する!
4. 何でも試す
そのためにも今年一年間なにをするのか。
なんでもやってみる!
スタートアップは選択と集中で、事業に関係ないことは何もしないと思っていた。
でも今は、それは正しい真実ではないと考えている。
ヒューレット・パッカードの創業初期は、電気代を払うために手あたり次第何でも作るところから始まった。
ボーリングのファウルライン表示器や、便器に自動で水を流す装置など。全く軌道に乗らなかったらしい。
長く続く企業というのはスタートダッシュが遅く、一見遠回りのような道を進んでいる。
冒頭にも書いたように「永遠に続く今を全力で生きぬく」というように、与えられた課題を何でも全力でクリアしていこうと決めた。
5. 救いたい人を救う
ただ一つだけルールを設けた。それが「救いたい人を救う」ということ。
この1年間でたくさんの人と会ってきた。いろんな人がいて、なかには何の実績もない僕に親身にアドバイスをくれたり、救ってくれた人もいた。
シリコンバレーにいた時もそうだったが、自分を取り巻くPay It Forward(恩送り)があり、そのループに何度も助けられた。
だからこそ、心からこの人のために頑張りたいと思える人のプロジェクトや案件を全力で取り組んでいこうと思う。
6. 逆境から学ぶ
限界を決めないということも最後に宣言しておきたい。
田坂さんは「与えられる逆境は導きだ」と言っていた。またそう思える"解釈力"こそ成熟だと。
どれだけ苦しくても、もう駄目だと思っても、それを何かの導きだと客観的に捉えられることこそ、人として成熟している。
実は2020年は厄年らしい。
関係ないかもしれないが、先日自分の不注意で死にかけた。死を感じたのは人生で初めての経験だった。
いつもはそうなった経緯を後悔したり、その後のことを悲観していたと思う。しかし、その時に真っ先に思ったことは"生きててよかった"だった。
死んだらすべてがおしまい。逆に生きていたら何でもできる。そんな当たり前なことに気づき、感謝できた。命を最優先すべきだと学んだ出来事だった。
どうも僕は頑固な性格らしい。
みんながAだと言っても、自分がBだと思ったら絶対にBを選択する。そして痛い目をみて、はじめてAだったと腹落ちする。
失敗するまで理解できない。そんな性格だ。
そんな僕にとって厄年というのは気づきの年なんだと思う。
年明けのインフルエンザで1週間何もできず、健康の優先順位を理解した。今回の事故では、命が一番大事だと理解した。
こんな当たり前で実は見落としてしまいがちな大切なことに気付かされる年なんだと思う。
そういった経験を1年間繰り返し、人として成長するという意味でも今年は特別な年になる。逆境や災難を学びの姿勢で乗り越えていく。
2020年はまだ始まったばかりだが、暢気でいるとあっという間に終わってしまう。毎日続く今日という日を全力で生きて、1年経った時に「ここまで来たか」と思えるような年にする!
最後まで読んでいただきありがとうございました。2020年が皆さんにとっても素敵な一年になるように願っています。
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