atsuo_30

ずっと妄想の中で生きてます スキ💜貰えたらうれしいです😆

atsuo_30

ずっと妄想の中で生きてます スキ💜貰えたらうれしいです😆

最近の記事

同期の彼 17

次の日の朝…オフィスに着くとジミンが心配そうな顔で「おい、大丈夫かよ?」 と私の顔を覗きこんだ。 「うん。なんか…すごかった。キムテヒョン。」 「えっ?どういうこと?」 眉を寄せるジミンに小声で今朝の出来事を話した。 あの後テヒョンがうちに来て… 私に誤解だと話して「明日一緒に会いに行こう」といった。 その場で彼女に電話をして朝、彼女のホテルまで会いに行くことになった。 よく朝…ホテルの入り口を入る前に 「僕がうまくやるから、アツはそれに合わせて」そう言って私の手を握りずん

    • Love Me Again

      Love Me Again 「ヌナ!聴いた?どうだった?」 真夜中のテレビ電話。 金色の髪を手でクシャクシャっとさせながら水をゴクゴク飲んでニコっと笑った。 ずっと「聴かせて!」ってお願いしてたのに「ふふふ。お楽しみ」ってずっと秘密にされてた、彼の大事な曲。 12時のお知らせとともに観たMVは 甘いラブソングなんだけど…大人の色気と少年の透明感、新しさと古さとなんか色んなものが混じっていて…何回観てもつかめない不思議なMVだった。 「すごく心に沁みる歌だった。1日の終わりに

      • ソウルのBIRTHDAY

        「行ってくるね?ねー怒ってる?」 空港まで一緒に乗ってきた車の中でイジケているわたしに外からそっと窓の中をみてテテが話しかけてくる。 「もうみんなに気づかれちゃうから早く行って!」 多忙なスケジュールの中たった3日間だけ韓国に帰ってきてくれたのに… また海外に出発してしまう。 明日は私の誕生日なのに…一緒に居られないなんて… 大人げないけど残念すぎてなかなか笑顔で送り出せなかった。 「ごめん。行ってくる」 そういって空港に入っていった。 幸せな時間を貰うと、どんどん欲が出てき

        • ソウルなお誕生日の日

          「ヌナが次これるのはいつだっけ?」 「次は3月くらいかな…長いね」 いつもお別れの前はどーしよーって言うくらい悲しくて切なくなる。 あーずっとソウルにいたい。 韓国から帰国して年末の忙しさの中テテのお誕生日。29日の夜テレビ電話でお祝いして30日からイベントの為に出張の予定だった…けど…早朝からの電話。 なんとイベントの担当の子がコロナになってしまい…中止の連絡。 年末の予定が白紙になった。 えっ‼️今から…行けるんじゃない? まだお誕生日に間に合う‼️ 急いでエアチケット

        同期の彼 17

          ソウルな休日 冬の巻4

          今日はやーすみー♪ 朝一緒にまったりと起きて… 素敵なカフェにブランチに行った。 テラス席からは上のヘアメイクのお店で準備をした花嫁さんがリムジンに乗るのがみえた。 「わー雪の日の降った朝のウエディングたいへんだねー」 人ごとのようにつぶやいたら 「じゃーヌナは暖かいところで結婚式しよっか?」って笑うテテ。 いつまでもこの素敵で優しい空間に居たいと思った。 カフェで美味しいって有名なシーフードトッポギ。なんか新しい味との出会い。 「美味しいねー」といいながらも 隣でお見合

          ソウルな休日 冬の巻4

          ソウルな仕事の日 冬の巻3

          昨日雪の降ったソウルは朝から道が凍ってツルツルスケートリンクのよう。 6時に起きて7時から仕事開始ー! 丁寧になる早で仕事を終わらせる。 11時を回った頃 「仕事終わった?」 テテからのメッセージが届く。 「明日は仕事休みだからこのままここに泊まろっと!」ってホテルで寝てしまったテテはチェックアウトギリギリに起きてフロントに降りて来た。 「お腹すいたー!ランチいこう」 そういってお気に入りのカフェに連れて行ってくれた。 素敵な街にあるカフェはちょっと混んでいたけど仕切りのあ

          ソウルな仕事の日 冬の巻3

          ソウルな仕事の日 冬の巻2

          明け方起きて急いで支度をして朝から超ガツガツと仕事をした。 「今日は雪がすごく降るみたい。傘持ってる?持って行こうか?」 過去保護過ぎるテテからのメッセージに「大丈夫!雪が降って来たらコンビニで買うからー」って返信すると(T ^ T)の顔文字。笑 気温はマイナス… お昼にビルを出るとヒラヒラ舞う雪。 会えなくても同じ街で雪をみる幸せ。  「テテ!外見て!雪が降って来たよ」 メッセージを送るとすぐ返信が返ってきた。「おーちんちゃ?傘は?」 まだ心配してる。笑 ノムノムチョッタ

          ソウルな仕事の日 冬の巻2

          ソウルな仕事の日 冬の巻1

          9月以来の渡韓。 飛行機が遅れた上になぜかLCCで韓国に向かうことなって…しかも初の仁川。 「ヌナーもう着いた?」 「あれ?まだ?もう着いてるよね?」 「ヌナーー」 空港でWi-Fiに接続するとテテからのメッセージがたくさん入っていた。 仁川がとても広い上にLCCのターミナルがめっちゃ遠くて荷物をピックアップするまでに1時間弱…既にかなり疲れて 連絡が遅くなっちゃった。 「今荷物ピックアップしたー」 すぐに「タクシーに乗っておいでよ! 今日外はめっちゃ寒いから、ヌナは絶対歩

          ソウルな仕事の日 冬の巻1

          ソウルな休日 day2

          朝、韓岸の見える窓辺で伸びをしてベットを振り返ると 「おはよう」ってまだ半分目が空いてないテテがニッコリ笑っていった。 幸せな朝だー。 朝ご飯はどうしよっか? なんて相談しながらホテルを出ておすすめのフードコートでブランチ。 「ねぇバレないの?大丈夫かな?」 ドキドキして何度も聞く私に 「大丈夫だよ。ヌナがそういってキョロキョロしてるほうがバレる笑」 と笑いながらサンドイッチを頬張って 「今日はどこを回るつもり?1人で大丈夫?」なんて心配している。 仕事に行く彼に途中で車を

          ソウルな休日 day2

          ソウルな休日 day1

          2年7ヶ月ぶり。 彼のいる韓国に着いた。 空港は閑散としていて寂しかったけど… 到着ロビーで彼が待ってたー 「久しぶりーー」 荷物を放置して抱きつくと久しぶりの彼の香り。 「飛行機揺れなかった?」 「うん。大丈夫だった」 「あーっっっ会いたかったー」 会うのが久しぶりすぎて、現実なのか夢なのかわからないふわふわさに嬉しいのに涙が出てこなかった。 空港にはタクシーも少なくて到着した人が長い列を作っていた。 「タクシー全然ないんだねー」 「コロナでみんなタクシー運転手辞めちゃ

          ソウルな休日 day1

          同期の彼 16

          「ちゃんと帰れる?気をつけろよ」 「ははは。ジミン…うちすぐそこじゃん笑 襲われる前に帰れるよ」 「襲われないと思うけど笑…転ぶじゃん?そんな高いヒール履いてるし」 「10センチヒールね笑」 履いてるピンヒールをジミンにみせながら「私これ履いたらし、ジミンと同じ173センチーー」 っていったら 「テテはこのヒール履いてても私より全然背が高くて…」とまた色々思い出して泣けて来た… 「やなヤツ…ほら早く帰れよ」 ジミンに背中を押されてトボトボ家に帰る。泣いたら酔いが覚めて来て玄関

          同期の彼 16

          同期の彼 15

          ずっと日本語検定のテスト勉強をしていた彼。 今週はやっと解放されて日帰りドライブに行くことになった。 「マジで久しぶりに運転するなー。でもいい天気だし気持ちいいね!」 「うん…」 「どこに行こうか?海?山?」 でも気分はのらない。 ちょうど信号で止まって 「まだ元気でない?」 両手で顔を挟んでそう聞かれて ブンブンと首を振って手を振り解いた。 2週間前… 仕事できない。 いつもならルンルンで仕事を片付けて週末を迎える金曜日の午後。 デスクでボーッとパソコンを打ってる私にジ

          同期の彼 15

          同期の彼 ジミン編

          「ねぇもうそろそろ静かにしようか。」 「えっ?だってジミンったら私のこと心配してたんでしょー?だから報告してるのにぃぃ笑」 木曜日の朝イチ。 ひと通り昨日のプロポーズ予告について報告したんだけど…相変わらず人の甘い話には冷たいジミン… 「でねでね、いつかジミンもソウルに帰って結婚したらさー、お隣に住もうね」 「そーだね。」 「楽しそうじゃない?」 「たーのーしーそーたーのーーみー」 「うんうん。そしてさ、同級生の子供作って、キャンプにいったり、運動会の時は一緒にお弁当食べたり

          同期の彼 ジミン編

          同期の彼 14

          平日、水曜の夜。 僕はジミナの2人でタコ鍋を突きながら 飲んでいた。 「ジミナ、アツに秘密の話って何?」 「ん?別に秘密ってほどの話でもないけどさ、いつも何かあると月曜日には俺に報告があるんだけど、今週はなんだか元気ないし、聞いても何も話さないからさ、結婚式の時に何かあったのかな?って俺なりに心配してたんだよ。」 「ほう…確かに元気ないよね」 「実はさ彼、あの日指輪持ってきてたらしいんだよね」 「えっ⁈指輪?」 「そう。向こうで落ち着いたら一時帰国して渡そうと思ってたんだって

          同期の彼 14

          同期の彼 13

          僕はキムテヒョン。 韓国からの海外研修で日本に来て1年ちょっと。日本人の彼女も出来て楽しい毎日を送ってる。 今日は同期の子の結婚式。 でも隣にいる彼女はずっとソワソワしてる。 僕が彼女と会ったのは、日本に来てすぐの頃、「同期飲み」という何個かの事務所が合同でする恒例の大きな飲み会に初めていったときだった。 お店に入るとみんな日本語で話していて(当たり前だけど…)ちょっと気後れした僕は、同じ寮で仲良くなった同郷のジミナを探した。 「ジミナー」 「おぉ!テヒョナー」 ジミナの隣

          同期の彼 13

          同期の彼 12

          あのね、振り袖で着て欲しいの。」 お色直しで着物を着るからみんな着物で写真を撮りたい!というひろみちゃんの希望は強かった。 で女の子は久しぶりに着物を着ることになって… 早起きして用意しているとチェックのパジャマを着たテテがベットに座ってボーッとしたま「もう行くの?」と 目を擦った。 「うん。美容院で着物着てくるから、テテも用意して待っててね!」 まだ眠くて体温の高い彼は、ベットに腰掛けた私を引き寄せて抱きしめながら 「着物楽しみだなー」 ってまだ開いてないくらいの目で微笑む

          同期の彼 12