吃音者へ【うまくしゃべりたいのか?伝えたいのか?】
小学3年生頃から吃音症が発症し自分の名前すら言えなくなった経験がある僕ですが、20年の時を経てトレーニングを繰り返し克服することができました。
その経験から少しだけ吃音症に関してお話しすることができます。
僕も含め吃音者の多くの悩みは「うまく伝えられない」ではなく、「うまく話せない」というところにある点です。
内容を伝えるだけなら言葉が詰まったりしてもジェスチャーなどのボディランゲージなどでも十分に伝えることができます。
それに日本語は外国人が習得に悩むほどの語彙数が存在ことで有名です。
吃音症を抱える人の多くはおしゃべり好き。
喋りたいのに喋れないのが大きなストレスになります。
内容のことよりもしゃべりのことに気を遣っていることに疲れてしまいますよね。
今あなたはしゃべりたいのか、内容を伝えたいのかを分ける必要があります。
もし、吃音症を理解してくれる人には存分に喋りだけに頼ればいい。
そしてオフィシャルな場面で、喋りよりも内容に重視したい時は「うまく話せる」よりも「いろんな手段を使って伝える」ことに重きをおきます。
そうすることによって喋れない自分を追い詰めることも少なくなります。
そんなことを言っても辛いですよね。
しゃべりたいですもんね。
わかります。
だから僕も必死に練習したんです。
たくさん挫折してきたんです。
20年かかって克服してきた僕だからこそ伝えたい。
いろんな方法があるよ。
それにあなた自身はお話をするしないで決まらない。
吃音だけに悩んでいるのは勿体無い。
指摘してくる人は無視すればいい。
人は相手の心の傷を理解しにくいのだから。
無理に立ち向かわなくていい。
立ち向かう相手が違うことを知って!
あなたの今の努力は絶対に良い方向に向かいますよ。
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