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【MEMO.4】ごめんなさい

「あやまる」ということは、ぼくらの生活の中で、

とてもありふれたものです。


にんげんだれしも間違いはあるし、

思い過ごしや勘違いで失敗してしまうことは

あるからです。


まあ、世の中では、なんでで失敗したんだとか、

どうしてあのときああしたんだとか、

その時の行動について責められがちで、

要するに、「失敗するな」ということを言われて

終わってしまうことが多いような気もしてます。


でも、ひとが失敗をしてしまう生き物だとするのなら、

失敗をしないように努力するのも大切ですが、

失敗した時にどういう対応をするのが良いのか、

ちゃんと教えておくことのほうが大事なのではないでしょうか。


「プライドの高い人は自分の失敗を認められず、

すなおにあやまることができない」と、

以前お世話になっている人から教わりました。


ぼくもそうだったのですし、いまでも気をつけないとと

思っているのですが、

若いうちは実績が何もないので、

どうしても自意識だけが先行しがちです。


自分の自信を裏付けるものが何もないとき、

人によっては自身のなさを隠すために

プライドを高くしてしまうことがあります。


そうなると、人の言うことに素直に

耳をかたむけられず、

ひとりよがりな行動をとってしまいがちです。


そんなとき、なにか失敗してとがめられたりすると、

その言葉を素直に受け止められず、

ただ受け流してしまうこともあるでしょう。


ぼくも、以前はそうでした。

どうしても上司のいうことに従えず、

自分の考えに基づいて行動していました。


自分の信じる道を歩くことは正しいことでもあり、

ただ、状況によってはそうでないこともあります。


自分のことを思って言ってくれる人に対して、

ひとりよがりになって耳をふさぎ、

「ごめんなさい」を言えないことは、

自分に対する信用をなくしてしまうことにつながります。


ちゃんとあやまれないことは、

自分の信用を高めることへの

おおきな足かせになることです。


逆に、「あやまる」ことを正しくできる人は、

相手から信用され、以前よりも強いつながりを

その相手との間に持つことができるようになります。


「雨降って地固まる」という言葉のように、

絆は、お互いの関係に何かしらあったうえで、

それを乗り越えた時にかたく結ばれるのです。


「あやまる」ことは、ちゃんとできれば

自分の人間力を高めることにつながります。


どうしても納得いかないことをのぞいて、

そのときの自分のなにが良くなかったのか、

真剣に考えて、言葉をえらんで相手に気持ちを伝えましょう。


そうすれば、いままで対立していた相手の人も、

自分の味方になってくれることがありますよ。


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