【MEMO.8】おかねをかせぐ
おかねって、いったいなんなのでしょうか?
ぼくらはみんな、何か仕事を持っていて、その労働の対価としてお金をもらうことが多いです。
株やFXの取引をしてお金をかせいでいる人もいますが、今回は、仕事の対価としてもらうお金のことを考えたいと思います。
いま、あたらしいビジネスアイディアを考えているのですが、そのうえでどうやってそのビジネスでごはんを食べていくのか、悩んでいます。
ただ自分のやりたいことだけを形にするのは簡単ですが、
それをどうやって持続可能な形に落とし込むか、つまり
お金を稼いでいける形にするのか、とても悩むのです。
そこで考えたのが、冒頭に書いた一文です。
いま、テレビ東京でドラマ化されている『インベスターZ』では、
「お金はコミュニケーションである」と作中で言っています。
むかし、人はものを物々交換でやりとりしていた。そのとき、人によってそれぞれの物に対する価値や判断が違うので、それらのやりとりをすることに苦労していた。そこにお金が登場したことで、すべてのものに値段をつけられるようになり、そうした価値観の違いからくるやり取りの手間を減らした。それによって、お互いのコミュニケーションが活発になっていった。
このとき、お金について考えるうえで大切なのは、「信用」だと思います。お金は英語でCredit(信用)ともいいますから、このふたつは切っても切り離せないでしょう。
お金の正体が「信用」だとするのなら、お金を稼ぐとは、いったいどういうことなのか。
あくまで、仕事でお金を稼ぐという意味でこのことを話すならば、それはやはり相手からなにかしらの「信用」を得たからこそ、お金を稼いだのでしょう。
人がお金を使う時は2パターンあると思います。だれかの困りごとを解決した(助けた)ときと、だれかの心を動かしたときです。
一つはお医者さんや弁護士さんなどの場合が多いでしょう。日常生活のなかで特定の困りごとが発生した際に、それを助けてもらう代わりにお金を支払う。水道や電気代、家賃も広い意味で言えばこちらに当てはまります。
もう一つは、だれかの心を動かしたとき。本でも、絵でも、音楽でも、それを手に取った時、その人の心が何かしらの形で動けば、人はお金を払ってくれる。それは期待であったり、感動であったり、あるいは衝撃かもしれない。それぞれの人の心が、感情とリンクして反応したとき、お金を使うのです。
クリエイターでもない限り、おそらく多くの人が当てはまるのは、最初のほうでしょう。誰かの困りごとを解決したことで、そのお礼としてお金を得る。
つまり、お金を稼ぐということは、人からありがとうと言ってもらえた証なのです。
ありがたくない仕事にお金を払う人はいません。
誰かからの感謝の表れとして、お金というものが使われているのです。
だから、自分のやっている仕事が、他人からありがとうと言ってもらえるものかを考えることは、とても大事なことだと思います。
独りよがりなものには、人は感謝したりしません。
相手の目線にたって仕事をすることを考えることで、自分の仕事の質を高めることができるでしょう。
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