Viva My 読書!
編集の仕事をしていたこともあり、20年ほど前からよく本を読むようになった。
年間100冊程度は読み、ビブリアというアプリ(無料)に読んだ本の情報を管理している。本の表紙、タイトル・著者・出版社・発行日・本の紹介・感想、月・年間の冊数などを管理。
おそらく、私はある種の活字依存症なのかもしれない。本を読んでいる時間がないと落ち着かない。また長年、本は図書館では借りず、必ず購入し、年末にブックオフに売るということを15年近くやっている。
自分の本の購入や読書について以下の通り、まとめてみた。
①よく買う本屋は7軒ある
地元の立川に4軒(オリオン書房・立川駅ルミネ店、オリオン書房・パークアベニュー店、立川駅構内PAPER WALL、オリオン書房・イオンモール武蔵村山)、国分寺に1軒(マルイの紀伊国屋書店)、新宿に2軒(東口紀伊國屋本店、西口ブックファースト)。いずれかの本屋に週に3〜4回は立ち寄る。どの本屋もレイアウトが頭の中に入っており、自分が好きな小説、ビジネス本、自己啓発本、新書のコーナーに行き、どんな新刊が発売されているのか、どんな本が売れていてスペースをとっているのか、などを必ずチェックする。まさに各本屋の定点観測をおこなっているのである。最近はその書店が薦める本のPOPも見て、面白そうであれば買ってしまう。
②事前に買いたい本をネットでチェックする
自分は好きな作家の本を続けて読む傾向がある。最近では小説だと中山七里、伊岡瞬、大門剛明、五十嵐貴久などクライム・サスペンスの作家が好きだ。Amazonでこれらの作家を検索し、新刊の情報を確認し、良さそうであれば、本屋で実際に手にとって表紙を見て、少し中身も立ち読みもし、大概は購入することになる。
③平積みの本を買う場合には上から3〜4番目の本を抜き取る
平積みの場合に一番上の積んである本は決して買わない。誰かが手に取って、表紙などに傷や破れがあったりするからである。上から3〜4番目の本は大概綺麗である。この癖は20年以上治らない。
④購入するときに必ず栞をもらう
購入した本には必ずカバーをかけてもらうと同時に栞を挟んでもらう。文庫本はたいてい出版社の栞が既に挟んでいるが、挟んでない場合もある。以前、栞がなく、読み終わったページの端をやむ得なく折ったが、やはり気分はよくないものである。
⑤積読は当たり前
週に2〜3冊は購入するが、すぐに読まずしばらく積んでおく。今日購入した本を読んだ後に、2か月前に購入した本を読むことも多い。その時の気分で読みたい本も変わるのである。もちろん、読まずにそのまま年末に売ってしまう本も出てくる。最初はもったいないと残していたが、最近はもう完全に割り切ってスパッと売っている。
⑥面白い小説は現実逃避ができる
最近、小説をよく読むが、面白い本に出会うと、物語の先や結末がどうしても気になってしまい、一気読みをすることがある。この時間はまさにスポーツで言えばフロー状態。そのことに夢中になり、脳が一番いい状態で集中できている。読み終わった後の充実感、達成感は半端なく、脳内にたくさんのドーパミン(快感物質)が分泌され、幸福感でいっぱいになる。まさに煩わしいことや嫌なことを忘れることができる現実逃避である。最近では2か月前に読んだ文庫本「この歌をあなたへ 大門剛明」がそうであった。
⑦YouTubeのおすすめ本の動画も面白い
今年からYouTubeで本の要約やプレビュー、紹介、お薦めの動画をよく見る。おすすめの本をしっかりと分析し、視聴者にわかりやすいようにポイントを解説している。
また、さまざまなプレゼンのようなソフトを使って、ビジュアル的にも本の内容を上手に説明している。ナレーションもとても上手。観た後にその本が欲しくなり、実際に買った本も数冊ある。
⑧読んだ本のアウトプットを必ず行う
自分の場合にはフェイスブックで登録している読書やおすすめの本の複数のグループに読んだ本の写真、簡単な要約、感想やおすすめポイントを記事にして投稿をしている。
読んだ本の内容を忘れないための一つの工夫であるが、自分が読んだ本の紹介を見て、記事を見た人が関心を持ってその本を読んでくれたり、既に読んでいる人が自分の場合にはこんな感想だったなど、リアクションがあるのは、まさに嬉しいことであり、読書のモチベーションを維持するためにいまや必要不可欠となっている。Amazonへのブックプレビューにも時々コメントを入れるが、他のプレビューが優れていることもあり、文章が上手くない自分はどうしても躊躇してしまう。
⑨本を読む場所はさまざま
基本、自分の部屋で読むことは多い。トイレは短い時間になってしまうが、超集中して読むことができる。特に休みの日は、カフェ(スタバ、高倉町珈琲、サンマルク、コメダ、ガストなど)で読む時間も増えた。周りに人はいるが、イヤホンをして読書に集中できる音楽(例:ボサノバ、ジャズなど)を聴きながら読んでいる。長い時は4〜5時間は滞在し、本を読んだり、アウトプットをしたりしている。
⑩映像化された作品を読んでみる
映画やドラマを観た後に、その本を読むことがある。もちろん面白かったり、感動した作品のみであるが。2017年に公開された是枝裕和監督の映画「三度目の殺人」はイオンシネマで観てとても感動し、すぐに作品を読みたくなり、映画館の正面にある本屋へ駆け込み、同作品の文庫本を買い、家に帰って2時間程度で一気読みをした。同日に映画と本で同じ作品を堪能したが、頭の中が充実感でいっぱいであった。こんな作品に久しく出会ってないなぁ・・・・