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【キャリアコンサルタント試験】学科対策

はじめに

第17回の国家資格キャリアコンサルタント試験が近づいてきました。

そこで今回は学科試験の準備について書きます。学科試験は「自主勉強」に任される場合はほとんどで、書籍やインターネットに「過去問解説」や「関連知識の解説」は多く出回っています。

もちろんそれらの内容を暗記できれば苦労はないのですが、一方で膨大な量をどのように覚えるかで苦戦をしている声もよく聞きます。

そこで私が実践していた&おすすめしている学科試験の準備をご紹介します。

ポイントは過去問を【解くこと】【分析すること】の2つです。

公開されている過去3回の分の過去問は何度も解いて100点が取れる状態にすることが重要です。

一方で、過去問とまったく同じ問題が出る可能性はないため、次にポイントになるのは過去問を【分析すること】です。

多くのみなさんが過去問を【解く】ことには取り組んでいると思いますが、【分析】ができていない印象です。

では分析とは何でしょうか?

それは【①出題傾向をつかむ】【②自分の苦手分野を明らかにする】ことです。

①出題傾向をつかむ

学科試験の全50問は『キャリアコンサルタント試験の試験科目及びその範囲並びにその細目』に沿って出題されます。これをみると膨大&細かい印象を受けますが、例えば「第16回学科試験」を整理(※)すると以下のようになります。

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(※)整理の方法
メインテーマは複数の項目(問題)に共通する内容として抽象化したものです。
サブテーマは問題の内容や問われていることを短くまとめたものです。
【メインテーマ(抽象的) ⇄ サブテーマ(具体的)】という関係性になっています。
なお、メインテーマ・サブテーマはあくまで私個人の分類(公式・正式なもの)ではありません。

同様に「第15回キャリアコンサルタント試験(学科)」をまとめると以下のようになります。

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次に2つの試験を「メインテーマ」の区分で「サブテーマ」を整理すると以下のように整理ができます。

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※記載の関係上、一部項目は除外しています。

さて、ここまで整理すると「2回の試験で問われている項目」が見えてくるのではないでしょうか?

【一例】
・理論家の理論(キャリアの理論)は「転機」「サビカス」「シャイン」が出題されている
・カウンセリングの理論は「システマチックアプローチ」が出題されている
・『労働経済の分析』から3問程度出題されている ...等

もちろん「メインテーマ」の量の増減や「サブテーマ」の内容は変わっていますし、次の試験でも変わるはずです。

しかし、ここまで分析(出題傾向をつかむ)ができれば、勉強する範囲を絞ることができそうです。

このように、「メインテーマ」「サブテーマ」で50問を分類した上で過去問の問題と比較することで、出題の傾向が見えてきます。

②自分の苦手分野を明らかにする

次は過去問で解けなかった問題の「メインテーマ」を確認します。

この手順をすることで、以下のような変化があります。

【これまで】問題●が解けなかった
【これから】■■■の領域(メインテーマ)が解けなかった(苦手なんだ)

あとは苦手な領域(メインテーマ)に関して、過去問で問われている内容を含めて重点的に学習しましょう。

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