【試験対策】キャリアコンサルタント受験団体の試験内容の違い
こんにちは、キャリアコンサルタントKです。
今回は「キャリアコンサルタント受験団体の選び方」について書きます。
1.国家資格なのに受験団体が2つ
キャリアコンサルタントは学科試験と実技試験の両方に合格することが必要です。そして、試験を実施する団体が2つあり、内容が若干(かなり)違います。
<試験団体>
※以下、それぞれの団体を「JCDA」「協議会」と記載します。
2.試験内容
試験で問われる内容は3つです。
「学科」 「実技(論述)」 「実技(面接:ロールプレイ+口頭試問)」
※口頭試問はロールプレイの実施後に続けて行われます。
「3つ内容が問われること」は2団体とも共通ですが、「実技(論述)」 と「実技(面接)」の内容が若干、異なります。
◎違い①実技(論述)
協議会:事例記録を読み設問に解答する
JCDA:逐語記録を読み設問に解答する
◎違い②実技(面接)
協議会:評価区分「態度・展開・自己評価」
JCDA:評価区分「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」
3.違い①実技(論述)_事例記録と逐語記録の違い
逐語記録は「キャリアコンサルタントと相談者のやりとり(会話)を一語一句、漏らさずに記載をしたもの」です。
「逐語記録」の参考例
キャリアコンサルタント(以下CC):本日はどのようなご相談でしょうか?
相談者(以下CL):はい、実は先週、人事異動を言われたのですが、納得できないので相談をしたいです。
CC:人事異動を言われたのですね。よろしければもう少し詳しく教えていただけますか?
CL:はい。今、私は営業部に所属をしてもう5年になります。常に営業成績はトップで、
そろそろ次のポジションが見えていると感じているのですが、先週、総務部への異動を命じれました。
CC:総務部への異動を打診された...
CL:ええ。私はこれまでずっと数字を出してきたのに、急に総務部への異動なんて、会社に裏切られた気分です。
CC:会社に裏切られた、というのは、どういう意味でしょうか?
CL:総務部の仕事が会社に必要なことはわかっています。でも、仕事は目標数字を達成してこそだと思うんです。
対して事例記録は「キャリアコンサルタントと相談者のやりとり(会話)を第三者視点で記録としてまとめたもの」です。
「事例記録」の参考例
( )はキャリアコンサルタントが相談者に問いかけた内容
相談者は営業部に所属して5年になる。そうした中、先週、総務部への異動を打診され、納得ができていない。
(納得できないとは、どういう意味ですか?)
相談者にとっての仕事のイメージとは「目標数字」を達成することであり、
売り上げ目標がない総務部への仕事に異動をすることに対して整理ができていない。
4.違い①実技(論述)_設問の違い
設問を比較すると「問われていることが大きく違わない気がするが、同じではない」ことを感じると思います。
◎協議会
「問1」相談者が面談で相談したいことは何かを考える
「問2」キャリアコンサルタントが行った「問いかけ」について、その意図を考える
「問3」あなた(キャリアコンサルタント)が考える相談者の①問題、②その根拠、を考える
「問4」今後のキャリアカウンセリングの進め方を考える
◎JCDA
「問1」キャリアコンサルタントの相談者との関わり方(会話の進め方)によって展開が異なる「事例1」と「事例2」を比較して、その違いを5つの指定語句を使用して説明する
第15回は以下の指定語句でした。
自己探索 共感 経験 問題解決 思い込み
「問2」2つの事例のある一部(キャリアコンサルタントの応答)について、①良いか悪いか、②その理由、をそれぞれ考える
「問3」事例を参考にして、あなた(キャリアコンサルタント)が考える相談者の問題と思われる部分は何かを考える
「問4」相談者像を想像し、今後のキャリアコンサルティングの進め方を考える
5.違い①実技(面接)_評価区分
◎協議会
「態度」「展開」「自己評価」
◎JCDA
「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」
評価区分を2団体で比較・整理すると上記となります。
◎キャリアコンサルタントの態度
団体によって表現は異なりますが、キャリアコンサルティングにおけるキャリアコンサルタントの態度はもっとも重視される部分です。
◎具体的な展開・ステップ
JCDAでは「主訴(相談者が訴えていること)と相談者の抱える問題の把握」と「具体的な展開」を分けて記載をしていますが、協議会でも実際には「相談者が訴えていることと相談者の抱える問題の把握」をキャリアコンサルティングにおいて実施します。
★2つの団体で最も違うのは「具体的な展開・ステップ」の部分です。
◎自己評価
JCDAでは設問の記載はありませんが、ロールプレイの直後に行われる口頭試問では、自身が行ったキャリアコンサルティングを振り返ることが求められるため、実質的には両団体で求められる項目です。
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