フリーペーパーが最強の食の教科書になりつつある。
大切に保存しているフリーペーパーがあります。
東京メトロ構内で月に1回(毎月20日)配布されている「MetRO MiN.(メトロミニッツ)」。(画像は過去のもの)
誌面の約90%が食の情報。著しく変化する東京の新店舗情報はもちろん、資料として保存しておきたくなる「食の知識」や東京の歴史を、毎回私に注いでくれます。
このフリーペーパーを読んで電車を降りて駆け込んだレストランもたくさんあるし、東京という街を体系的に学べました。文章がうまくなりたくてお風呂の中で音読したりと、色々と活用させてもらっています。
畑中三応子さんの「TASTING BOOKS」
本誌の中で真っ先にページを開くのが畑中さんの「TASTING BOOKS
」。ワインをテイスティングするように、食に関する本の「味見」をさせてくれるような畑中さんの書評コラム。
書評コラムって日本中にありますが、畑中さんは前提のインプット量が違うからか、本の感想のみならず、本の内容からジャンプして考察して検討されていて面白くて読み応え最高なんです。
柴田香織さんの「INTO THE FOOD」
フードディレクターの柴田さんが案内してくれる「食と社会、社会から食を読む」連載も毎回ワクワクしながら読んでしまう。なんと今月は「縄文と和食」。和食の基礎は日本建国以前に確立していた話を教えてくれています。
松田美智子さんの「重要”食”文化財」
料理家の松田美智子さんが「これからも残していきたい価値ある「食」の連載。この誌面に載るまで正直知らなかった伝統的な料理と、地域、その背景を無駄なく簡潔に提案してくれる連載。
ケンミンショー的なご当地飯も好きだけど、漆塗りにもられた料理たちを眺める機会があるだけでも、幸福を感じます。
フリーペーパーってお金を払っていないから、パラパラと、バラバラと読んでしまいがち。ぜひぜひ次回はチラ見ではなくじっくり見てみてください。
この食に関する最強の教科書を、1ページたりともお見逃しなく。
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