お加持のレッスン、心臓や肝臓をなでる

ここからは、書籍「お加持のレッスン、自分でお加持をしてみましょう」の補足を書いてゆきます。
お加持をする時に、ご自分で気が感じにくいのなら、推測で気を動かしてみても良いです。

例えば、発熱時には体の力が落ちているはずなので、心臓や肝臓をなでてみると良いです。解剖図で、心臓や肝臓の場所や形を確認して、イメージしてなでるのです。なでることは、足りなかったり滞っているところの気をめぐらせます。

通常、発熱するのは、体が自ら悪い場所を治すために、深部の冷えている場所を温めるためにしています。それを助けてあげるために、体の大切な役目をしている心臓や肝臓をなでるのです。

それによって、症状が少し楽になったり、その日に下がらなかった熱が、翌日に下がることもあります。

またこれは、私が手術後の患者さんによく行う方法でもあります。自己回復力で、体は日に日に良くなり、心臓や肝臓の気はめぐってきますが、これを、なでて気をめぐらすことで助けてあげるのです。


まだ私がお加持を始めて間もない頃、手術数日後の患者さんの病室を訪れる機会があり、何の手術だったか覚えていませんが、どこかの開腹手術だったと思います。お加持でみたところ、心臓が重いな~と感じたことを、明確に覚えています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?