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あちらの世界とこちらの世界が交差する日常

昨日はKajeng Kliwon
バリヒンズー教では、悪霊が活動する日とされている。

毎日のお供えとは違い

Segahan といって
お米に塩と、刻んだJahe(しょうが)と、Bawang merah (赤玉ねぎ)を混ぜたものを、地面に供える。

 

 

匂いの強いものが
魔除け的な役目を果たすのは
世界共通らしい(笑)

 

このKajeng Kliwon に限らず
こどもたちは、生まれてからしばらく、赤ちゃんから乳幼児、お家によってはもっと大きくなってからも

夕方マンディ(沐浴、シャワー)が終わったあと
魔除け的に、眉間にペタっとBawang Merah をちぎって貼られる。

せっかくさっぱりしたところに
玉ねぎの香りが漂う(笑)

●わが家の人達ももれなく経験(笑)

 

がしかし

こちらの世界とあちらの世界が
日常的に交差しているバリ島ゆえに

2019年の今もなお変わらず続く習慣。

 

 

わが家が今の場所に引っ越して来た時
不思議な出来事が。

引っ越した日から毎晩
近所のこどもたちが、日が暮れて暗くなってからもずっと、家の前の路地で遊んでいる。

昔懐かしい雰囲気の住宅街で
路地がみんなの庭のようなものではあるけれども

小学生までもが、夜な夜な家の外で遊んでいるのは、さすがにバリ島でも普通ではない。

しかも
やっとみんなが家に入ってやれやれと思って
夜が明けてみたら娘がいない。

いつの間にか
隣のお家で寝ていた

みたいなことまで発生。

どう考えてもおかしいと
いわゆるあちらの世界に通じている人に聞きに行ってみる。

 

どうやら
わが家が引っ越して来たことで
この場所のなにかを起こしてしまったらしく

目には見えない誰かが
こどもたちを誘い出していたとかで

言われた通りにお祓いとお供えをしたら
こどもたちが夜な夜な遊ぶことは
パッタリとなくなった!

 

そんなこんなで
Kajeng Kliwon の日は
いつもに増してお供えに気合いが入る(笑)

Kajeng Kliwon の夜には
この路地を馬車が通るんだそうで(もちろん普通の人には見えない)

わが家の3歳児には

「オバケに連れて行かれたら困るから
暗くなったら家の中にいてね。」

と伝えているのは
まんざら嘘でもないかもしれない。

バリ島生まれ、バリ島育ちのわが家のこどもたちの、エキゾチックジャパンな体験のために、サポートいただけるとありがたく思います!