#82 やっぱり夫の買い物「ネギ→にら」「塩→高級岩塩」「カツオ節→??」
こちらが note事務局の「今日の注目記事」となり、7月2日現在5500人以上の方に見ていただいている。
ありがとうございます
(弱虫なので、震えながら喜んでいます・・・ぶるぶる)。
夫との、妻との、それぞれの立場の参考にちょっぴりでもなれたら、本当にうれしいです。
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キャベツのnoteを見た友人から「夫の買い物について」情報を頂いた。
夫の買い物がうまくいかないパターンには
「2種類ある」ことがわかってきた。
そこで今日はこれを私なりに解説したい。
どうしてそうなるのか、夫の身にもなって考えたい。
1、残念! 種類違い
そもそも種類が違うものを買ってくるというパターン。
●ネギを頼んだのに・・・・
私の年下の友人のひろちゃん。笑顔のかわいい若さあふれるお母さんである。
日曜日、家族4人のお昼ご飯に野菜たっぷりのラーメンを作った。
ネギのトッピングが欲しかったひろちゃん。
そこで夫に「ネギを買ってきて」とお願いをした。
買ってきたのは・・・・・・・ニラだった。
前回の記事を参考に、私が作ったマトリックス表。
参考:『なぜ妻は「手伝う」と怒るのか:妻と夫の溝を埋める54のヒント』佐光紀子著 平凡社新書
実はこれ、ものすごく惜しい。
なぜならば、ストライクゾーンが存在する。
いつもより広い範囲の品物が、妻のミッションにこたえられる。
食べ盛りの子供がいるひろちゃんとしては、
・長ネギが2本あった方が、別な使い方もできるのでより助かる。
・とりあえず1本でも ラーメンのトッピングになる(本来の目的達成)
・小ネギでも大丈夫
やさしいひろちゃんは、心の中で「チッ」と舌打ちをして、
ネギなしでお昼を済ませた。
ニラはその夜の炒め物となった。
やりくり上手なのだ。
我が家の夫に「ネギとニラを間違えるか」と聞いた。
夫「両方とも緑色だし、長いから・・・・間違えるかもね。
あ、ボクは間違えないよ。(なぜかあわてている)」
(これはニラの写真)
その方式で行くと
● キャベツを頼んだのにレタスを買ってくる
・両方とも緑色
・両方とも丸い
●ホウレンソウを頼んだのに小松菜を買ってくる
・両方とも緑色
・両方とも葉っぱ
「色と形が同じなら買い物かごに入れてしまう」夫が存在するのだ。
2,残念!ランク違い
品物の名前としては合っているのだが・・・・
体験談1
同級生のくるみさん。
夫が買い物に行くというので、ちょうど切れていた塩を頼んだ。
きゅうりもみに使ったり、焼き魚の振り塩に使ったり、ふだん使いのための塩だ。
買ってきたのは海外製の高級岩塩(ヒマラヤ岩塩)。
「高いほどおいしいだろうと思って買ってきた」と夫はニコニコ。
くるみさんはがっくり。「頼むんじゃなかった」
しかも使うのにはミル(挽く)が必要な塩だった。
(写真:Amazon公式サイトより)
体験談2
(ネギ→ニラの)ひろちゃん。
焼きそばに使う豚肉を夫に頼んだ。
買ってきたのは100グラム500円の高級黒豚スライス。
さすがのひろちゃんも怒った。
「100グラム500円って高いの?」と夫に逆に聞かれたらしい。
両方とも品名としては合っている。
「塩」「豚肉」
しかし幅が広いのだ。
家計のやりくりをしている妻としては、価格に敏感なのは当たり前。
普段使いなのか、こだわりの使い方なのか。
値段も高いものから安いものまでさまざまである。
「高いほうがいいかと思って」
これは我が家の夫にも言われたことがある。
だいたいの場合、妻を脱力させ逆効果となる言葉だ。
夫としては精一杯気を使ったつもりなのに。
悪意がないだけにせつない。
3,番外編
同級生のあきこさん。
夫に「かつお節」の買い物をお願いした。
もちろんかつお節パックのこと。
ほうれん草のおひたしの上にかけたり、冷奴の上にかけたりする。
夫が買ってきたのは・・・・
(写真:楽天市場サイトより)
まだ削っていない鰹節だった。
そうとう探し回ったらしい。
ある意味すごい。もう・・・。何も言えない。
(どうやって食べる…削り器を買うところからか)
4,やっぱり確認!連絡!
世の中の夫の皆さま
【種類違い対策】
商品表示(値札の横にある)をまず確認。
色よりも形よりもまず品名確認だ。
値札には「レタス」「小松菜」「ニラ」と書いてある。
(当たり前と思う方は読み飛ばしてほしい。失礼しました。)
【ランク違い対策】
品物のだいたいの値段の相場を知るところから始めよう。
まず最初は妻に
・どのくらいの値段
・どのくらいの重さ
・どのくらいの大きさなのか を確認しよう。
(外食の肉料理の値段から見れば、100グラム500円と聞くだけでは安い気がするかもしれない。でも普段使いとしては高いのだ。)
店頭で迷ったらやはり写メと電話連絡!
世の中の妻の皆さま
広い心で。(キャベツの記事に引き続き2度目)
夫が家事をするのは「家族の役に立ちたい」という気持ちがあるため、という調査結果が出ている。しかも妻の機嫌が悪くならないためという。
(参考:花王暮らしの現場レポート 2015年)
努力を認めてあげて、うまく伸ばしてあげよう。
育てるのだ。
必要なのは
●的確な指示
●的確なフォロー
(ちょっとしたことでもできたら大げさにほめる)
もはや子供の育て方と一緒。幼児のおつかいレベルを思い出そう。
指示メモはわかりやすく、電話やラインも少しだけ気を使ってあげて。
夫の成長を楽しもう。
優等生を求めず、できたそのレベルで満足し喜んであげよう。そしてどんどん仕事を任せよう。
そうでなくても妻はやることがいっぱいで。
ちょっとぐらい間違っても出来が悪くても、どんどん生活力をつけさせよう。
(我が家の夫もほめてあげると、次もほめてほしくて、がんばっている←ナイショの話)
ほめた後に『こうするともっと助かったかなあ』というのも忘れないで。
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かつて私も夫が失敗するとビシビシと指摘していた。
でも、その後いつも嫌な気持ちになって、
家の中にいてもなんだか楽しくない。
育てるようにしたら、少しずつ家の中があったかくなってきた。
『すごいね、助かった。どうもありがとう』そういった時、自分の心も暖かくなった。
なぜかこんなに広い世の中で
出会ってこうやって二人で一緒にいる。
だから二人で話し合って少しずつ困りごとを少なくして行こう。
ありがとうって言える相手がいることが幸せ。
(昔を思い出して書いてみた(笑))
現実はそう甘くないけれど。でも、ね。
コメントお気軽に。読んでいただいてありがとうございました。