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matsuri_natsuno
#59 とりま、想像しないとわからない
「りょ」
「それな」
よく聞くのに、どういう意味を表しているのか正確に知らなかった言葉たち。
高校生のお嬢さんを持つ同僚に、意味や使い方を教えてもらった。
りょ、とは了解。
A: 今日の帰り、お豆腐買ってきて欲しいんだけど
B: りょ
この言葉はなんとなく知っていた。
同僚いわく、
「もっと短くなって『り』の1文字だけのLINEが返ってくる」とのこと。
「鍵ちゃんと閉めるの忘れないでよ」
「り」
この省エネぶりと言ったら。
言葉はできるだけ短く簡単に。
それな→そうだね
同意をあらわす。
A: 雨が降るから傘忘れないで
B: それな
わかるような、わからないような。
エモい→素晴らしい
Emotion、エモーショナルから来ているらしい。
「あの映画、エモかったよねー」
(個人的な感想としては)エモい、という発音がきたないような感覚。
では、1番意味がよくわからなかった言葉を紹介する。
わかりみが深い
み、って何?甘み?うまみ?と全力でツッコミたくなる。
よくわかる、という意味。
「ヤバみ」もおなじかたち。
とにかく短い言葉で表現すること。
短いと、スマホに打ち込むときに簡単だ。
それに伴い日常の会話も、短くなっていく。
考えることも、言葉すらも省エネの時代。
いいのか悪いのか。
同僚は「娘とLINEするのも結構大変なのよ」と笑っていた。
「どんな意味なのか想像しながら話しているの。このまえも「ま」と1文字きてね。
よく考えたら「マジ?」の意味だった」
言葉はうつろうもの。
でも。
私がnoteで
「り」と使う日は(同意の意味で)
たぶん来ない。
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