やっぱ女子会でしょ
銀座の東急プラザ1階。
仕事を終えて集まる女子3人。
年齢も仕事もバラバラ。
ライタースクールの同期なのだ。
なんだかんだあって、2年近く会っていない。
Tさんが予約してくれたオーストラリアカフェ。
こんな銀座のど真ん中だと言うのに、選んだプランは滞在時間無制限。
さすが「しごでき」
仕事ができる女子である。
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あつこが1番に到着。
予約19時なのに、18時半に着いてしまう。
お店の中でちゃっかり待たせてもらう。
続いてTさん。上品なワンピース姿。イヤリングも似合ってる。
時間ギリギリ到着、Uさん。
パソコンやその他諸々の仕事道具が入ったキャリーケースを運んでいる。
大物は最後に登場なのだ。
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まずは乾杯!
出てくる料理を前に、話が止まらない。
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Tさんは大手企業を中途退職し、セカンドキャリアを極めつつある。
なんと、先日はスナックのママさんとしてデビューした。
スナックのママさんは、お客さんのいろいろな気持ちを引き出していく商売なのだ。
お客さんの心の中に積もる思いを、昇華させていく。
ああ、確かにスナックってそんな場所だなあ。
あつこもやってみたくなった。
だって面白そうじゃない。
かと思えば、キャリアコンサルタントの知識を生かして、別企業のお手伝いもしている。
フットワークが軽く、躊躇することなく新しいものに進んでいける。
進化しつつあるオンナ。Tさん。
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Uさんはバリバリと働き、絶賛子育て中。
子供ラブ。大好き。
夫と離婚しても悲しくはないが、子供たちが大きくなって離れていってしまうのは悲しい。
その口から出てくる言葉は、ひとつひとつがはっきりしていて笑ってしまう。
自由奔放に、本音で話しているように見えて、そこに愛はあるのだ。
情報に詳しいのも、彼女の特長。
文章をChatGPTで書くのはもはや常識。違うアプリも続々出てきている。アプリも紹介してくれた。
目の前でChatGPTに命令する実演もしてくれた。
「AIは冷凍食品のよう。
そのまま出したのでは美味しくないけれども、それをちょっと一手間加えて美味しくするところに人手がかかる。
ChatGPTに作ってもらったものをそのまま出すのはダメ。
ちゃんと人が吟味しなくちゃ。
使いようによって、本当に世界が変わるよ」
おおお、実感ある。
メンタル強い、愛あるオンナ、Uさん。
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一番年上のあつこ。
ノートを4年間続けていることを2人にほめてもらう。
そして気が弱いこと、優しいことは私の個性だと慰めてくれる。
あつこはやりたいことがある。
60歳になってから見えてきた風景を皆に伝えたい。
50代のうち、これをやっておけばよかったと言うことを伝えたい。
音声配信が思いのほか好評なので、文章だけでなく音声で伝える仕事もしたい
本を書きたい
講演会をしたい
そんなことをつらつら話ししたら、2人から
「なんであさイチで顔を出さなかったの」
「やっぱりそれは本を1冊書かなくちゃだめだよ」
「人生短いからやりたい事はやったほうがいいよ」
あぁ、もうどちらが歳上なのかがわからない。
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夜7時から10時過ぎまでしゃべり続けた。
東京都知事選挙、介護話、芝居、大学受験、スマートウォッチ、共通の知人の話、あっちこっちに飛びすぎて。
もちろんお店で最後に出て行くお客さん。
滞在時間無制限でよかった。
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それでは、ChatGPT風に女子会の良いところ、3点まとめてみよう
第一に、忙しい日常から離れて気分転換できること
第二に、年齢の異なる仲間たちの知恵や経験から、自分の人生観を広げること
第三に、日頃なかなか話せない自分の本音を共有でき、心の支えにもなること。
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「犬に咬まれた」と言ったら
「何かついていたから、犬が厄落とししてくれたのかもよ」
と答えてくれる頭の回転の速さよ。
じゃあ私はこれからいいことしかないはず。
次会う時、少しでも進化した私の姿をお見せしよう。
ベッドに入るときに「いやー、楽しかった」とつぶやける。
この、しがらみのなさ。
「やっぱ女子会でしょ!」
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料理の写真を撮り損ねた。
あとでTさんが撮った写真を貼り付ける。
銀座とは思えない空間の広さと居心地の良さ。料金もリーズナブル。
また行きたいオーストラリアカフェである。