【革小物オーダーレポート】エチオピアンシープレザーの名刺入れ

アステル・エチオピアンレザー作家のあつこです。
「おしゃべりアトリエ」という名前の
新しいスタイルの革小物オーダーをはじめました。

おしゃべりアトリエとは
京都・宇治の自宅アトリエと、オーダーしてくださった人をオンラインで繋ぎます。デザイン案をもとに対話をして、カラーの選択やデザインの調整をします。作家と使い手が共につくっていくオーダースタイルです。

aster-ethiopian leather-

今回オーダーしていただいたのは、京都在住のあかねさん。

最近新しいお仕事を
副業で始められたということで
名刺入れをオーダーしていただきました。

オンライン対話

やわらかなエチオピアンシープレザー

おしゃべりアトリエ。
Zoomでの対話の時間です。

あかねさんとは、一度直接お会いしていたこともあり、
私自身、比較的リラックスしてお話できました。

まずは、画面共有をして、２つのデザインをご提案。

①牛革の横型名刺入れ
②シープレザーのバイカラーの縦型名刺入れ

手描きのデザイン案をもとに対話を進めます。

まずは、革の特徴をお話させていただきました。

そして、あかねさんが選んだのは、シープレザー。
パープルのレザーがパッと最初に決まりました。

パープルに色々な色を合わせてみながら、
内側はシックなブルーのシープレザーに。


両カラーとも質感は最高です。

きめ細やかで、柔らかいエチオピアンシープの特徴を活かした
名刺入れを作りたいなと思いました。

縦型？横型？どっちにしよー！

あかねさんと悩みに悩んだのは、
縦型にするのか、横型にするのか。

「やっぱり横型が一般的みたいですね。」
「デザイン的には縦型が目をひくかも。」
「会話のきっかけになったり・・・！？」
などなど二人で悩みながら、

「う〜ん・・・縦型で！」
と言って、おしゃべりアトリエは終了。

・ ・ ・

その後、別件で横型名刺入れのオーダーが入り、
横型の写真を迷っていたあかねさんに送ったところ、
「横型いいですね！」
となり、縦型から横型へ変更。笑

おしゃべりアトリエ（Zoomでの打ち合わせ）からはみ出した時間にも
こういうやりとりができるって
普通のECサイトではできないこと。

こんなやりとりも楽しいです。

制作風景

いよいよ制作スタート！

型紙作りが一番難しくて楽しい。

扱っているレザーの厚みが様々なので、
完成品が同じ形のアイテムでも、レザーによってパーツの形が微妙に変わってきます。

裁断・仕込みが完了

エチオピアンシープの柔らかな質感がより感じられるように、キルト芯をいれます。

調整を加えながら、無事組み立てが完了。トントンと打ち具で穴を開けていきます。

ブラウンのロービキ糸でアステルの飾り縫い。

柔らかなシープレザーが少しずつ、しっかりと縫い固められていきます。

おしゃべりアトリエから生まれた名刺入れ

２段ポケットは初めて作りましたが、
イメージ通りに仕上がりました。

２色のカラーの組み合わせもいい感じです。

使い手の声（ご感想）

あつこさん、無事に届きました〜〜〜！！！
開けたら色味がめちゃくちゃ好みで、テンション上がりました♡
表も裏地も、この色にして良かったです。
シープレザーってこんなに柔らかいんですね...！
手に馴染みやすくってすごく良いです。
大切に大切に、使わせていただきます＾＾

Re:
あかねさん、この度はオーダーいただきありがとうございました。
ずっと触っていたくなる質感ですよね。
お気に入りの１点ができて、わたしも嬉しいです。