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課税証明書が必要です

配偶者の扶養内におさまる働き方をしている。
気を付けていたはずだが、昨年一年の収入がその対象金額よりわずかに超えてしまっていた。超過額は一万円にも満たないが、その結果、住民税は徴収されるわ社会保険は外されそうになるわで、相当慌てた。

しっかり働いていれば、それは義務であるからしっかり納めたい。
もう八年も前のことかと驚くが、仕事中に体調を崩してそのまま入院し、臓器をひとつ壊してしまったことがある。過労が原因だと言われたが、わたしのキャパシティが人並みに働けるだけの容量を持っていなかったのだろう。あれくらいの労働で、倒れずに働けている人も多いんだから。

うまくいかないことも多かったけれど、毎週二冊はビジネス書を読み、帰宅前には時々ドトールで勉強し、同窓の先輩たちと飲んで仕事をもらったりもしていた。今でいう、意識高い系である。そういう自分だったこともあり働けなくなって悔しくて、でも歯止めのきかない働き方を止めてもらって少しほっとして、あとはコンプレックスだけが残った。

納税できるくらい働きたかった。

とはいえ、たった数千円の超過で諸々の出費がかさむのは、思っていた「働きたかった」とは違う。調べると、「この月だけ繁忙期で労働時間が長く、いつもよりは収入が増えてしまいましたが、ほら!見てください!ほかの月はいつものようにちょっとしか働けてませんねん!」という主張ができるようなので、そのために課税証明書を取ることとなった。駅のサービスセンターでクイック申請である。

ここから、なんとかなりますように。


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