映画『TOURISM』
インパクトのあるビジュアル。
ストーリーは、神奈川県大和市に住むギャル達がシンガポールで迷う、というものだ。
シンガポール観光地ど真ん中はキラキラしているが、画面はざらざらで、ふらふら。
2人は街中に行ってみるが、ブランドショップは高そうだし、ほかもよく見るとイオンぽいよねという話になる。
ふーん、て感じでほっつき歩いてるとスマホを無くすし友達ともはぐれる。
これがチルいってこと…?!
池のボートに乗っているような、たゆたい感。
このカットはなに?この風景は?
説明のなさが、ガイド本を持たずに旅に出てしまった感覚にさせる。
突然2人で踊ったり。
スーちゃんが1人で眠れなかったり。
断片的な、そうだ、これって夢の中で起きることに似ている。
不思議な魅力は彼女たちから出ているのか、シンガポールから出ているのか。
わぁぁすっごく良かった!好き!という感覚よりも、体育の授業でプールに入ったそのあとの午後の授業のけだるさ、みたいな「好き」な作品。
(以下ネタバレ)
ニーナが声をかけて道を教えてもらう、ちょっと真面目そうなシンガポールの女の子。あのタイプがわたしだ。ニーナは英語もできないのにみんな助けてくれる。あー!ニーナみたいな女の子に生まれたかったー!!
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