術後の入院生活、そして退院へ
前回からの続きストーリーとなっています。
ぜひこれまでのもご覧くださいね!
《第2部》
✮1話 ストレスリーディングサロン、始動!
✮2話 違和感、、
✮3話 恐れと不安、諦めの大群に襲われて…
✮4話 新たなる一筋の光
✮5話 2倍速で老いたアラフォー女の最後のあがき
✮6話 母の鬼一言からの最大の決断
✮7話 ついに手術の意思を医師に伝える
✮8話 いざ、手術へ
✮9話 手術を終えて、生まれ変わる
✮10話 日常はただただ感謝に溢れていた
Atsucoの術後の経過は、順調そのものだった。
入院中は毎日
担当の理学療法士のもとで少しづつリハビリを行った。
通常の歩行に近づくための運動と
退院後、自力で日常生活を送れるための
動作の仕方などを少しづつ教わった。
時間にするとせいぜい30分くらいにもかかわらず
手術前は正常な右脚と両腕に頼って
左脚をほとんど動かさない日々を送っていたため
リハビリで手術をした左脚を少し動かしただけで
次の日は筋肉痛が起こった。
せっかちなAtsucoはリハビリ時間以外でも
教わったやり方を病院内で自主練したり
歩行練習をしたりしていた。
(理学療法士の先生からやりすぎを注意されるほどw)
だがそのおかげもあってなのか
車いすもすぐに乗りこなすことができ(笑)
杖が邪魔に感じるほど
自分の脚で歩けている感覚を取り戻すことができた。
きちんと座ってトイレできること、
ハロウィンにおばけをあしらった和菓子が出たこと、
退院前日、2週間ぶりにシャワーに入れたこと、
毎日病室から眺める夕日が美しくてたまらないこと…
これらすべてがAtsucoにとってありがたいことでしかなかった。
そして予定通り入院から2週間を経て
Atsucoは無事退院することになった。
入院中は一度も外出せずに
栄養バランスが良く胃にも優しい
病院食で過ごしたせいなのか、
感謝に満ち溢れ心穏やかに
ストレスなく過ごせたおかげなのか、
お肌は白くすべすべになっていた。
身体⋆心ともに浄化されたからなのだろう。
母になって初めて家族と離れ
自分のことだけを考えることができた
貴重な入院期間となった。
家に戻ったらまた入院前と同様に
自分はさておいて家族のことを優先する
忙しない生活が待っている。
退院の日、Atsucoは
家族皆が迎えに来るのを待っていた。
入院前に家族に宣言したとおり
杖なし歩行で帰れる姿を早く見せたかった。
ようやく家族がやってきて
子どもたちは「お母さんがふつうに歩けてる‼」と
驚きの表情を見せた。
外に出られる嬉しさからAtsucoはその日
病院近くの神社へ家族で参拝しに行き、
手術成功への感謝を伝えた。
夜は退院祝いということで焼肉店へ。
外の食事の味付けの濃さに驚き
ほどほどの量しか食べられなかった。
家へ戻るときれい好きの両親のおかげで
くまなく掃除がされていて
出かける前よりスッキリ片付いていた。
2週間ぶりにわが家に帰ったAtsucoは
ホッとはしたものの
フワフワして何やら落ち着かない気持ちだった。
何とも言えない現実に戻されたような
入院中のように心満たされた状態のまま
過ごしたいけど
それはまず無理な話だろう…
Atsucoは入院中に
生まれて初めての感情を味わった。
それは、心の中が【感謝のみ】で満たされた感覚。
純度100%で生まれ変わる体験。
人はその領域に達するとどうなるか?
欲という欲がすべてなくなるのだ。
欲とはありすぎても問題だが
ときに人の原動力となる。
「〇〇が欲しい!
(だから仕事を頑張ってお金を稼ごう)」とか
「〇〇になりたい!!
(だから勉強を精一杯やろう)」とか
「〇〇に憧れる♡
(だから人間力を磨こう)」とか…
Atsucoは退院後しばらくの間
まるで意気消沈状態となってしまったのだ。
これまでの日常のあたり前がすべて
感謝でできていたことを心底体感したAtsucoは
無欲となりモチベーションまで失ってしまった。
これからAtsucoは一体どうなる??
脚の心配はすべて解消されるのか?
次回、最終話へ続く…
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
毎日21時に最新話を公開します!
どうぞお楽しみに。
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