自分のこの脚で生きていく
前回からの続きストーリーとなっています。
まだご覧になってない方はぜひお読みくださいね!
✮第1話 田舎の大将
✮第2話 4歳児、異例の骨切り手術
✮第3話 痛みを乗り越え広がった世界
✮第4話 健康オタクへの目覚め
✮第5話 30年の時を経て、事件は起こった
✮第6話 ふつうのお母さんじゃなくてごめん
✮第7話 ただ、がむしゃらに
✮第8話 カイロ資格取得へ
✮第9話 見えない世界への扉を開く
ヒーリングへの世界に飛び込んだAtsucoだったが
ヒーリングの学びとは
決して楽しいだけで終わる単純なものではなかった。
それはもうまさに修行に近い感覚で
学びに入るやいなや
それまで生きてきて体験してこなかった
スルーして逃れてこれたような課題たちが
日々の出来事として
様々な角度から現れることとなった。
まさに"お試し"とはこのことなんだといった感覚。
この乗り越えるべき状況の中で
しばらくの間Atsucoは
悩まされながらも現実と向き合うこととなった。
だが、次第に五感が研ぎ澄まされていき
以前には感じることがなかった
場の居心地の良さに気づけたり
自然や天候や周りの人たちへ感謝の気持ちを持てたり
自分の内側で着実に何かが変わっていくのを感じる日々だった。
自分の本質と真っ向から
向き合わなくてはならないこともしばしばあった。
そのプロセスでは感情がもうぐちゃぐちゃで
怒り、悲しみ、恨み、嫉妬、喜び…
すべてを味わったようだった。
そんな修行の過程で
スクールの講師も務めていた
大先輩のヒーラーさんに真剣に怒られることがあった。
40歳を過ぎて本気で怒られる経験は
それほど数多くないに違いない。
(実際けっこう驚くし凹む体験)
その方にAtsucoは
「あなたはずっと反抗期ね」と言われた(笑)
図星だった…
思春期以降のAtsucoは
先生と呼ばれるタイプの人が基本苦手だった。
学校のルールとか自由を縛られるのが死ぬほど嫌で
組織や集団に属することが向いていなかったのだろう。
あたり前だが、先生方には好かれなかった…
それを一瞬で見抜かれてしまった!
その当時もAtsucoはまだまだ未熟だったので
その大先輩のヒーラーさんに対しても
またへそを曲げたw
ただ実際現実ではAtsucoは腹を立てているのに
(自分が一番驚いたが)涙がじわーっと出てきのだ。
それからも涙が流れ出てきて…
このとき初めて
この大先輩のヒーラーさんから大きな愛を
Atsucoの魂が受け取ったんだと気づいた。
Atsucoの脚のこともすべて理解していて
「脚のことでこれまでたくさん苦労をしてきたのね」
と言われた。
その後
衝撃発言が飛び出した!
「その脚はあなたにとってギフトなのよ」
何度も言うが(笑)
そのときもAtsucoはまだまだ未熟者のため
「ギ、ギ、ギ、ギフトーーー!?」
「何でギフト??こんな脚のせいで
ずっとずっと遠回りしてきて
まだこれからどうなるかもわからんのに
ギフトーーー??」
正直意味がわからなかった。
最後にもう一言
「でも、もうすぐ脚のことは気にならなくなるんじゃないかしら」
と言われてそのときのセッションは終了した。
何とも言えない
またもや不思議な感覚のままそのときは終わって
それからしばらく月日が経過した後
「ギフト」の本当の意味に気づくことになる。
果たして「ギフト」の本当の意味とは何だったのか?
Atsucoの脚はその後どうなったか?
次回に続く…
最後までご覧いただきありがとうございました。
毎日21時に最新話を公開します!
どうぞお楽しみに。