育児中心の生活をしていたら鬱気味になった話。父親にとって最適な育児とは?
ある日の朝、ぼくは妻の前で涙が止まらなくなりました。
「もう、なにもしたくない・・・」
そう言って家を出ていったぼくは、気力がまったくなく、妻はぼくが電車に飛び込んで死ぬんじゃないかと本気で心配していたようです。
鬱の一歩手前だったようです。
今回は、育児中心の生活をしている妻ではなく、仕事もしているぼくがなぜ鬱気味になってしまったのかについて、書こうと思います。
父親が育児で抱える悩みについては、なかなか言い出しにくい風潮(母親はもっと大変だ!という社会圧力)があるので、多くの人に知っていただきたいです。
うちは3人の未就学児がいて、上のふたりが双子です。
なので、めちゃくちゃ子育てに苦労していて、三人目が生まれたときには、3ヶ月間の育休を取りました。
育休復帰後は、残業時間はゼロにして、家には17時半くらいには帰るようにしました。
勤務時間が足りなくならないように、毎日4時から5時の間に起きて、7時半から働いていました。
朝早く起きて会社に行き、16時には会社を出て、まっすぐ家に帰り、子どもたちをお風呂に入れたり、食器を洗ったり、子どもたちの遊び相手をしたりなどしていました。
会社の飲み会は年に一回のチームの忘年会のみ参加し、あとはすべて断っていました。
同僚とのランチも行きませんでしたし、社員旅行ももちろん断りました。
妻の負担は減って、三人目の育児はとても楽になったのですが、そんな生活を続けて1年1ヶ月経った頃、冒頭に書いたように、ぼくの精神はおかしくなりました。
なんだか疲れが溜まっているなーとは思っていましたが、まさか自分がそんなことになるとは思っていませんでした。
ぼくと同じように、子育ても仕事も妻のケアも頑張りたいと思っているパパさん。
頑張って疲れてしまったパパさん。
まだ疲れておらず、育児も妻のケアも仕事もバリバリ頑張れているパパさん。
これから子どもが生まれるので、育児と仕事のバランスをどうしようか悩んでいるパパさん。
そういった方たちの参考になれればと思います。
なぜ、鬱気味になったのか?
なぜ、鬱気味になったかですが、おそらく原因はこれらです。
・24時間分刻みのスケジュールで息つく暇がない
・育児に力を入れることで男性ホルモン(テストステロン)が落ち、免疫力が落ちた
・誰にも相談しなかったのでストレスが溜まっていった
・育児も仕事も妻のケアも全てやらなければという使命感に囚われていた
・自分の時間が一切なかった
・家のこと(子供の銀行口座開設など)がちょっとずつ溜まりストレスに
・プライベートでトラブルが起こり対応に追われた
(dアカウントの乗っ取り、自動車事故)
この頃の一日(平日)の流れを思い返すと、こんな感じでした。
4:30:起床
5:30~6:00:家を出る
※0歳児の三男が起きたらあやす
6:20~7:20:通勤時間
7:30~12:00:仕事
12:00~12:50:5分で昼食を摂り、子供の銀行口座開設など雑務をこなし、ブログを書く
※疲れが溜まった最後の頃はブログは書けなかった
12:50~13:00:仮眠
13:00~16:00:仕事
16:15~17:15:帰りの電車
17:30:帰宅
17:30~18:30:家族で夕飯(というか、5歳児二人の話を聞いたり、ケンカの仲裁をしたり、ご飯を食べさせたり、妻の話を聞いたり)
18:30~19:10:子供とお風呂
19:10~20:00:子供と遊ぶ
20:00~20:30:妻が子供を寝かしつけている間に皿を洗い、キッチンを掃除し、浴槽を洗い、洗面所を掃除し、洗濯機を回し、ダイニングテーブルを拭き、床に落ちているゴミを掃除機で吸い取り、リビングの子どものおもちゃを片付け、パン焼き機や炊飯器のどちらか、もしくは両方をセット。
21:00~21:30:寝かしつけが終わった妻と会話し、それぞれ別々に就寝
※妻が疲れている時は会話はなく、妻は三男と就寝
16時に会社を出るために、生産性をMAXまで上げ、余計な打ち合わせや、メールや、資料作りはしませんでした。
そのため、仕事は早く切り上がるのですが、同僚との会話が一気に減りました。
無駄なコミニケーションをしないので効率的なのですが、このあたりもストレスが溜まった原因だと思っています。
分単位で動いており、自分がベルトコンベアの上に乗っかっているような感覚でした。
通勤電車の中と会社の昼休みしか自分の時間がなく、気分転換のためにNetflixを見たりしていましたが、逆に目が疲れて疲労が溜まりました。
余計なことをやる時間がほとんどなくて、そのため公共料金の引き落とし設定や、企業年金の運用先(自分で投資信託を選ぶ)の変更や、つみたてNISAの運用先の変更や、乗っ取られたdアカウントの対応など、色々できないことが多くて、それもストレスでした。
dアカウントがハッキングされ、謎のアメリカ人にアカウントを乗っ取られたので、クレジットカードを止めて再発行したのですが、各種サービスの支払いでも使っていたので、それらの変更手続きもしていました。
dアカウントの乗っ取り解除のために、ドコモショップに行きましたが、ドコモという会社はまったくなんの役にも立たず、一生ドコモは使わないと固く心に決めました。
ちなみに、Netflixが乗っ取られた時は、オペーレーターが数分で乗っ取り犯をぼくのアカウントから追い出してくれました。
Netflixは一生使います。
また、車を運転中に後ろに回り込んでいた自動車にぶつかり、相手の車がちょっと凹むという事故も起こしました。
相手の人が事故慣れしていて、保険会社を通さずに修理費用を全額払えと脅迫してきたりと、それもかなりのストレスになっていました。
事故のことで相手と揉めていた頃は、ストレスのせいか、めまいや耳が聴こえづらくなったりしていました。
思えば、このあたりから本格的におかしくなっていたんだと思います。
土日は子どもたち(5歳の双子の男の子、1歳の三男)の相手で1日が終わります。
家の中にいると煮詰まって子どもたちがケンカしたり、親であるぼくら夫婦も精神的に疲れてくるので、外に出るのですが、行動予測不可能な3人の子どもたち(そのうち一人はまだまだ赤ちゃんの1歳児)の相手で、さらに疲労が溜まりました。
特に、上の子たち(5歳の男の子の双子)は、お昼寝をしないと夕方めちゃくちゃ機嫌が悪くなり、ケンカをしたりすぐに泣いたりするため、お昼寝をどのタイミングでどう入れるかが、土日のぼくら夫婦の大きな課題でした。
そのため行けるところが限られ、大人が行きたいところに行けず、やりたいことができず、ストレスになっていました。
また、子どもたちが
パパにはどれだけ甘えてもいい。
と思っているようで、長男次男は体を使った遊びを求めてきたり、思い通りにならないと泣き叫び、二人でケンカをしたり、三男はぼくを見るたびに「抱っこしろ」と泣き、蛇口をひねって水を出したり、吊り下げ型のカーテンの紐を引っ張って、カーテンを下げたり下ろしたりする遊びをひたすら求められました。
三男を抱っこしてばかりいると長男次男が嫉妬して、様子がおかしくなったりと、どうしていいのかさっぱり分からない状況でした。
かと言って、放っておくわけにもいかないし、でも相手をし続けると、ぼくがどんどん疲弊していくという状況でした。
妻は一日中、言葉がまだ話せない赤ん坊と一緒にいるので、妻の負担を減らそうと頑張っていましたが、なにもかもすべてやろうとしてもやり切れず、やり切れないことがまたストレスになるという悪循環でした。
もう、どこかに行ってしまいたい。
と、何度か考えたことがありましたが、「そんなことを考えるなんてダメだ!逃げちゃダメだ!」という気持ちもあり、その葛藤が辛かったです。
そして、そんなことを話せる相手がどこにもいませんでした。
会社では分刻みで働いているので、余計な会話をする時間がありませんでしたし、第一、そこまで育児に力を入れているパパも同僚にいないので、悩みを共有できる相手が一人もいません。
妻は妻で頑張っているので、「俺も辛い」とはとてもじゃないけど言い出せませんでした。
会社以外の友人は何人かはいますが、LINEでしょっちゅう連絡を取る相手なんていないし(男で毎日LINEする男友達がいる人なんているのかな?)、学生時代の友人とは、子どもが生まれてから会う機会がガクッと減りました。
仕事と家のことしかやっていないので、プライベートの新しい友人なんてまったくできません。
会話が可能な相手は、同僚と妻しかいない。
でも、どちらにも悩みを話すことができない。
そういうわけで、ぼくはどんどん自分の中に悩みを抱え込み続けました。
そして、ある日の朝、溜まった感情が決壊したことを、妻の前で感じました。
その日は、会社に行ってもなにもする気が起こらず、(さすがにこれはおかしい)と自分でも感じ、、午前半休を取って家に帰りました。
妻から心配するLINEが来た頃に家に着き、玄関を開けると妻が抱きしめてくれました。
それまで溜まっていた感情が一気に溢れ出し、妻の腕に抱かれながら、涙がどんどん溢れてきて止まりませんでした。
どうやって回復したのか?
妻の前で涙が止まらなくなったあの日から、2週間経ちました。
今では以前より元気になり、生きる意欲も働く意欲も湧いてきました。
なぜ、回復できたのか?
それは、妻の全面的なサポートのおかげでした。
「あなたの心と体の健康が一番大事なんだから、自分を一番大切にしてね」
と、妻は言ってくれ、ぼくの家庭における負担を、妻の無理のない範囲で取り除いてくれました。
そして、自分の時間を作り、自分の好きなことをやるよう、言ってくれました。
ぼくが午後半休を取って帰ってきた日、ぼくはダイニングテーブルに座り、妻が淹れてくれたコーヒーを飲みながら、なにを辛いと思っているのか言葉にしようとしました。
でも、なかなか言葉が出てこないんですよね。
いまだからこそ、こうやって書きながら、当時の自分の状況を冷静に分析できますが、当時はそれがまったくできませんでした。
精神的に追い詰められていたので(といいうより、自分で自分を追い込んでいた)、自分自身の状況を整理できないというのもあると思います。
でも、それより
「妻に弱音を吐きたくない」
という気持ちが強かったんだと思います。
当時の葛藤を素直に書くと、こんな感じです。
・朝早く家を出て凍るような寒さの中、駅まで行きたくない
・かと言って、満員電車は疲れるのでもっと乗りたくない
・朝、子どもがぐずれば面倒をみたいけど、そうすると家をでる時間が遅れて満員電車に乗ることになる
・朝、子どもがぐずっているのに放って会社に行くのは罪悪感を感じる
・この悩みを育児で疲れている妻には話せない
・一時間弱の通勤時間が辛い
・生産性の低い仕事をする人間を見るとイライラするが、それに共感してくれる人間がいないし、仕事のグチを妻にしたくない
・土日は妻を休ませたいが、分刻みのスケジュールの疲れが残っていて、子どもの相手をしていると疲弊してくる
・この悩みも妻には話せない
・自分の時間が一切なく、やりたいことをまったくできない
・とは言え、妻も同じだろうから甘えられない
・何のために生きているのか分からなくなってくる
育児だけの生活を送っている妻の方が頑張っているのに、昼間は仕事をしているぼくが「辛い」なんて言えない。
そんな気持ちを感じていました。
でも、それは大きな勘違いでした。
素直に「辛い」と話すことで、妻は倒れそうになっているぼくを、その大きな心で支えてくれました。
具体的にはこんなことを言ってくれました。
「平日は19時(三男が寝る時間、長男次男が寝る一時間前)まで帰ってこなくていい。その代わり、その時間で自分の好きなことをやって」
毎日、仕事終わりに、ジムに行ったり、スタバや図書館やファストフード店でブログを書いたりしています。
24時間やっているジムを契約して、二日に一回は行っています。
これがかなりの効果があり、気持ちがすごく上向きになりました。
運動をすると、男性ホルモンであるテストステロンが分泌され、このホルモンの効果で、活力が上がり、生きる元気がもらえ、免疫力も上がり病気になりにくくなります。
ちなみに、男性は育児をがっつりやる日々を送っていると、テストステロンの分泌量が減ります。
男は、育児と筋トレはセットで行わないとダメなんでしょうね。
テストステロンに関しては、この本が詳しかったです。
「欲しいものがあれば遠慮しないで買って」
妻は、そうも言ってくれました。
本を読む時間がなくなってしまったので、買い控えしていましたが、また買うようになりました。
以前は月に4~5冊買って読んでいましたが、その頃のペースに戻りつつあります。
興味のある新しい知識を知ることが好きなので、読書は生きる元気をくれます。
それから、Netflixで見た「ウィッチャー」というドラマにハマり、原作のゲームを買いました。
以前から知っているゲームで興味があったのですが、子どもがいるので時間を作れず、プレイするのは諦めていました。
年末年始に一度だけプレイしましたが、プレイしたことで気持ちが満たされて、結局一回しか遊んでいません。
値段が高いので買うのを遠慮していた、モンベルの超軽量のダウンも買いました。
おかげで、めちゃくちゃ快適な年始を過ごすことができました。
それから、妻はこうも言ってくれました。
「土日も16時から19時とか20時くらいまでとか、ジムに行ったり、家の外で好きなことをやっていいよ」
あなたがいると私も甘えちゃうから、私はあなたの前では大変なフリをしているだけだから、遠慮しないで好きなことをやってね。
「大変なフリ」というのは、ぼくに気を使ってそう言っているのだと思いますが、正直ここまで自由な時間をもらえるとは思っていなかったので、とても嬉しかったです。
土日の夕方は子どもの相手で疲れ切っているため、夕方に一人の時間をもらえるのはものすごいリフレッシュになりました。
ただ、毎週できることでもないので、土日の自由時間は、妻の様子を見ながら調整していこうと思います。
誰にもジャマされずに、自分一人で何かをしたり、何かを考えたりするのは、重要なんだなって、今は思っています。
ちなみに、職場でもたまに同僚とランチに行くようになりました。
外でご飯を食べるのは息抜きになるし、どうでもいい他愛のない会話をして笑うことは、かなりストレス解消になっています。
それと、妻の様子を観察していて気づいたんですが、妻はママ友とめちゃめちゃLINEしているんですよ。
お互いにLINEで情報交換をしたり、子ども会の幹事をやってイベントを立ち上げたり、幹事をやっているので、毎年新しいママ友ができるんですよね。
妻のLINEに、ママ友から連絡がこない日はないと思います。
高校の同級生ともちょくちょくLINEしてますし。
男性って、こんなに友人と連絡取り合わないですよね?
というか、友人ってまだいますか?
会社の同僚や取引先としか、連絡って取ってなくないですか?
中学校や高校の同級生とLINEしたり、飲みに行ったりってまだしてます?
結婚すると友人とは疎遠になりがちだし(合コンに行けなくなるので)、子どもが生まれると、忙しくなってなかなか遊びに行けなくなるし。
でも、こういう緩い繋がりって、ストレス解消には重要なんだなって改めて思いました。
女性は、左脳と右脳をつなぐ「脳梁(のうりょう)」という脳の一部が男性よりも太く信号が活発に行き来するため、共感したりされたりすることがストレス解消になるんだそうです。
でも、男だってそうなんですよね。
共感したりされたりすることで、男もストレスが減るんですよ。
会社帰りに飲み屋で会社のグチを言い合っているサラリーマンって、批判の対象になりますが、あの人たちって対してストレス抱えてないと思います。
めちゃくちゃ共感し合ってますからね。飲み屋で。
ぼくの場合は仲のいい同僚とのランチだったり、なによりも、妻がぼくの状況に共感してくれたことが一番ストレス解消になりました。
これからどうしていくのか?
今は、平日は18:30から19時の間くらいに家に着くようにしています。
それまでの一時間から一時間半の時間は、ジムに行ったりブログを書いたりしています。
二日に一回ジムに行って運動すると、疲れがちょうどよく取れるので、平日は一日おきにジムに行くよう心がけています。
おかげで土日の疲れは以前より激減しました。
それにプラスで、土日の夕方に妻がぼくを外に出してくれるので、よりリフレッシュできています。
今後はどうするかですが、子どもたちはどんどん大きくなるし、そのたびに対応方法も変わっていくので、変化に合わせて、ぼくの行動も変えていこうと思っています。
妻の負担になり過ぎてはいけないので、そこも注意しながら、どう行動していくか、妻と話し合いながら決めていきます。
ただ、プライベートを完全に捨てて、仕事と育児(主に育児中心)に100%コミットするのは、心の健康を大きく害することが今回分かったので、そのバランスも考えていこうと思います。
今は、夫婦関係にとても興味があるので、夫婦関係カウンセラーの資格を取ったり、得た知識を今までよりも発信していこうと思っています。
男にとって「育児と仕事とプライベートのバランス」はどうあるべきか?
これは、難しい問いだと思っています。
20年前なら、こんなこと、どこのパパも考えなかったと思います。
今から10年前の2010年にイクメンという言葉が生まれ、育児に力を入れるパパが増えました。
でも、2010年の段階では、「イクメン(笑)」という状況だったし、育児を頑張るパパも今よりも少なかったです。
2018年の男性の育休取得率は6.16%とまだまだ低いですが、2010年は1.38%ですからね。
当時の育休取得率は、今の5分の1です。
今よりも育児中心の生活を選んだ男性は少なかったはずです。
仕事と育児のバランスをどうするか?
と、男性が悩むことは、現代ならではの悩みなんです。
しかも、「仕事と育児」のことばかり考えて、プライベートを考えることをすっかり忘れちゃんですよね。
そうすると、仕事を効率化したり、時短にしたり、となるのですが、作った時間を育児に全力投球すると、ぼくのように鬱の一歩手前になったり、鬱になってしまったりします。
そうじゃなくて、仕事と育児と「プライベート」のバランスを考える必要があるんです。
とは言え、妻が育児で疲れ果て、鬱っぽくなっているようなら、自分のプライベートを犠牲にしてでも、妻のケアをするべきだと思います。
でも、そうではないのなら、夫婦で話し合って、妻の負担にならない範囲で、男性もプライベートの時間を作った方がいいと思います。
そうしないと精神を病みます。
おそらく、それはテストステロン(男性ホルモン)が減ったことによる、擬似的な男性更年期障害なのでは?
と、ぼくは思っています。
(深刻な症状の人は鬱だと思いますが)
男性の更年期障害の症状はこちらです。
イライラ、不安、不眠症、めまい、集中力低下、うつ、意欲低下、社会性低下、自殺願望、孤独感、疲れやすい、体力低下、性欲低下
出典:最強の男性ホルモン「テストステロン」の秘密
こういった症状が、ぼくの場合も出ていました。
男性更年期障害は、40代以降にテストステロンの分泌が老化により減ることが原因です。
加齢によるもの(年を取れば誰もがなるもの)ではなく、ホルモンバランスの変化が原因です。
そして、男性は育児に力を入れるとテストステロンの分泌が減ることが研究から分かっています。
この本が詳しいです。
また、妻と長い時間一緒に過ごすと、妻のホルモンバランスに引っ張られて、夫のホルモンバランスが変化することも分かっています。
それに関しては、この本が詳しいです。
会社と家以外に出歩かず、育児に力を入れることによって、ぼくはテストステロンの分泌量が減り、男性更年期障害の症状が出たのではと思っています。
男の脳は、共感されることでストレスが減る女性の脳とは違い、目標を達成することや、他者からの尊敬によってストレスが減ります。
(共感されることでもストレスは減りますが、それ以上に「目標達成」や「他者からの尊敬」の方が効果があります)
それが仕事で手に入れられているならいいですが、育休を取ったり、勤務時間を短くすると、なかなか大きな目標を達成できません。
だから、男が育児に力を入れたいのなら、プライベートの時間も考える必要があるのだと思います。
ただ、ゲームをしたり、仲間と飲むだけでなく、なんらかの個人的な目標を掲げて、その達成に向けて行動するのがいいと思っています。
誰かに指図された仕事ではなく、誰かに忖度した仕事ではなく、誰のためになっているのか分からない仕事ではなく
自分が心からやりたくて、勝手に体が動くような仕事を、「会社の外」で見つけるべきだと思っています。
収入の安定にもなりますが、それ以上に精神の安定になります。
結局、やりたいことをやることが、ぼくにとっては一番のストレス解消になっていて、それが「夫婦学を極める」ことだったり、夫婦関係(特に男側の)の悩みを解消させるために、導いてあげることだったりします。
誰しもが、こういったやりたいことの芽を心の中に持っていると思います。
その芽を伸ばすためにも、プライベートの時間を作って、自分の心を深掘りすることが重要なんだろうなーと思います。
そして、プライベートの時間を作るためには、妻が負担にならないように育児にも力を入れる必要があります。
妻の状況がどうであるかによって、プライベートへの時間配分が変わってきますので、妻ともよく話し合い、どういう形がお互いにベストかを話し合うことが必要だなと思っています。
・妻との会話を増やし、夫婦の時間の使い方をお互いに考える
・妻の負担にならないよう「柔軟」に仕事・育児・プライベートの配分を考える
この二つが、仕事と育児とプライベートのバランスを取るには重要かなと思います。
夫婦の会話が少ないと、相手がどういう状況か分からないので、お互いにどの程度、どうやって支え合えばいいか分からないですからね。
ぼくも、子どもの成長や、妻の体調に合わせて、仕事と育児とプライベートの時間を、その都度、柔軟に調整していこうと思います。
育児で悩んでいるパパさんの参考になれれば嬉しいです。
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